そして、この「真の動機」を「考える」私達は、「生身」の人間であり、そこに「感情」も絡んでくるといったように、様々な視点や事柄が「重なり合ってくる」というのも真実です。
そして、今までも、このTOPICSを継続してお読みになって頂いてる方々におかれましては、私は「自殺」を容認した事は一度もありませんが、ただ、同じく「自殺」と言っても、最初にご紹介した女性アナウンサーの方のようなご病気の場合や、あるいは、借金苦などもある事でしょうし、失恋などのケースもある事でしょうし、それこそ、千差万別かと思います。
これは、当の「ご本人様」にしか、分からない面も多々ある事と思います。
故に、今回のTOPICSのテーマにおいても、「自殺」は(出来る事なら)防ぎたい、そして、「安楽死」というケースでは、(救急などの場合も含め)ご本人様が望む中での必要最低限の延命措置は受けながらも、心や体に無理な過剰な負担を出来るだけ強いる事もなく、痛みなどであれば出来うる限り緩和したりなどの、自然に近い「尊厳死」という「人生の質」という面にも、一度は目を向けてみる一考にでもなればとの「思い」で取り上げております。
勿論、このような事は、ご家族や身の周りの方々、そして、このような「輪」というものは、最終的には「社会全体」にまで広がっていくものです。
ただ、そのような中で、ご本人様においては、
人に迷惑を掛けてまで生きられない・・・
などのように思ったり、感じたりする必要性は全くなく、逆に、ご家族などにおかれましては、
迷惑だから・・・早めに・・・
などのような、「安楽死」というものが、
「生きる価値のある人」と・・・
「生きる価値の無い人」などのような・・・
「命の選別」に繋がってしまうような事は・・・
絶対に避けなければならない
ものであります。
これが、「死」を考える事は「生(生きる)」を考える事に繋がるという、本当の意味でもありますので。
なお、自殺(防止)という観点からは2022年2月5日の第393回目のTOPICS『 拡大自殺を魂の視点から考えてみる 』、2020年10月17日の第327回目のTOPICS『 自殺(自死)防止への願いを込めて ~魂の視点より~ 』、2019年6月1日の第256回目のTOPICS『 自殺(自死)と憑依(心の内面)の関係を魂の視点で考えてみます 』、2017年11月11日の第175回目のTOPICS『 「自殺」が頭を掠(かす)める時には・・・読んでみて下さい 』などでも取り上げております。
※ カウンセリング等をご検討の際には、私が登録相談員をしております以下のリンク先も参考になります。