志村けん さんに学ぶ「志」 ~感謝と追悼、そして、その先へ~

次は、これまでの所でも幾度か出て参りましたが、「コミュニケ-ション」についてです。
先ほどからの志村さんのライフワークとしての舞台は56歳から毎年続けてきたものです。
その舞台では、コントあり人情喜劇もありの、、、

志:「 舞台は、一体感は結構出ますね。
    それが舞台の一番いい所ですよね。
    お客さんと呼吸してるってのがね。

P:「 舞台みたいにお客さんがいるのと、カメラの前でコントするのと、どっちがやりやすいですか?

志:「 それは、もう、お客さんがいる方が、やっていて、、、

    だから僕は年に一回だけは(舞台を)やらせてくれって、10年やってるんだけど、テレビだけだと、その中のスタッフは笑ったりするんだけど、う~ん、自分が面白いと思ったものしかやってないんだけど、ちょっと不安になるんだよね。

    もともと全員集合って番組で、いつも毎週お客さんの前でやってたから、反応がすぐ分かるから、それで教わる訳ね。

    で、今度ずーっとテレビのスタジオでやるのも、それもスタジオでなきゃ出来ないコントもあるから、それはそれで面白いんだけど、で、実際、舞台でやるとお客さんの反応と拍手と笑い声が、凄い自分の中の勇気と自信になってくるのね。

    う~ん、じゃ、やっててよかった、これでもう1年このままでいけるなって、思う訳ね、間違ってなかったなと思うの、自分が。

    この違いは、でも、大きいですね。

お客さんの前って好きだねぇ~、緊張するけど、あの興奮度と終わった後の満足度、、、やっぱり、代えがたいねぇ、あれはね、、、

    終わってからの、嬉しいのと、テンション上がってるのが、分かるじゃないですか、自分で。

    (中略)

    (でも)、あんだけ興奮してて気持ちよかったものが、ファって家に帰って一人でいると、、、さっきまで、あんなだったのに、なんで、こんな今、独りで、こんな寂しく酒飲んでるんだろ?って思っちゃうと、寂しくなるよなぁ(笑)
    やっぱ、家族が必要なんだな(笑)