志村けん さんに学ぶ「志」 ~感謝と追悼、そして、その先へ~

【 本心 】

「志」:
(子どもの頃から)人と同じ事をするのが、あまり好きじゃないね(笑) あとは基本的に自分の中で、自分がまず凄い面白いと思った事しかやらないですね。 そこは昔からそうですね。 

 

「P」:
それは何でですか? ご自分の中に違和感があるからなのか、お客さんにバレちゃうからなのか? 

「志」:
いや、バレちゃうというか、自分が得意な事しかやらないっていう事だね。 人がこれやっているけど、じゃあ、それをやってみようとかは、あまり思わないです。

無理して、そんな、ね~、自分に合わない事をやってウケないよりは、自分の得意分野でウケた方がいいじゃないですか。 

 

「P」:
という事は、その得意分野っていう所が、結構、志村さんはハッキリされてるんですか? ここが自分がシックリくる、得意だって? 

「志」:
自分の中ではね、昔からそうだけど、僕は動き「7」で、しゃべり「3」なのね。 だから、ずーっと、しゃべって笑わせる人は凄いと思う。 でも、自分は出来ないから、表情とか、体技で笑わせているのね。

    

(中略)しんどいけど、この歳までやっている事が嬉しいね。 でも、まだまだだなぁ、っていうのもあるしね、、、

 

 

特に日本(人)では、

 

(他の)人と違う事を「忌み嫌う」

 

という傾向が未だに高いです。

勿論、お互いの迷惑にならない為に、共通した一定のルールや常識などは必要なものもあります。

 

しかし、(他の)人と違わないようにと、

 

幼少期から「教育」されたり・・・

そのような「社会的風潮」がある・・・

 

のが事実であり真実です。

また、例えば「好きな事をして生活出来ない」「幸せになる為には犠牲が必要」などの、

 

本当の自分とは違う「観念」も植え込まれる

 

というケースも、とても多いです。

 

そして、志村さん自身も、

 

自分を「知った」上で・・・

自分なりの「創意工夫」という「味」を加味している!!!

 

という事を実践した「姿」であるのは、「多様性」の参考になります!

 

 

【 コミュニケ-ション 】

ライフワークとしての舞台は、56歳から毎年続けています。

舞台ではコントあり、人情喜劇もあります。

「志」:
舞台は、一体感は結構出ますね。 それが舞台の一番いい所ですよね。 お客さんと呼吸してるってのがね。 

 

「P」:
舞台みたいにお客さんがいるのと、カメラの前でコントするのと、どっちがやりやすいですか? 

「志」:
それは、もう、お客さんがいる方が、やっていて、、、

だから僕は年に一回だけは(舞台を)やらせてくれって、10年やってるんだけど、テレビだけだと、その中のスタッフは笑ったりするんだけど、う~ん、自分が面白いと思ったものしかやってないんだけど、ちょっと不安になるんだよね。

もともと全員集合って番組で、いつも毎週お客さんの前でやってたから、反応がすぐ分かるから、それで教わる訳ね。

    

で、今度ずーっとテレビのスタジオでやるのも、それもスタジオでなきゃ出来ないコントもあるから、それはそれで面白いんだけど、で、実際、舞台でやるとお客さんの反応と拍手と笑い声が、凄い自分の中の勇気と自信になってくるのね。

う~ん、じゃ、やっててよかった、これでもう1年このままでいけるなって、思う訳ね、間違ってなかったなと思うの、自分が。

 

この違いは、でも、大きいですね。 お客さんの前って好きだねぇ~、緊張するけど、あの興奮度と終わった後の満足度、、、 やっぱり、代えがたいねぇ、あれはね、、、

終わってからの、嬉しいのと、テンション上がってるのが、分かるじゃないですか、自分で。(中略)

 

(でも)、あんだけ興奮してて気持ちよかったものが、ファって家に帰って一人でいると、、、 さっきまで、あんなだったのに、なんで、こんな今、独りで、こんな寂しく酒飲んでるんだろ?って思っちゃうと、寂しくなるよなぁ(笑) やっぱ、家族が必要なんだな(笑) 

 

 

志村さん流の「落ち」で締め括ってくれてます(笑)

ただ、「コミュニケ-ション」を避ける要因の一つに、

 

耳に痛い事は聞きたくない

 

という視点があります。

 

そして、現在の新型コロナウイルスでも、

 

コミュニケ-ション上の「呼吸」が阻害

 

されています。

 

志村さんは、テレビカメラの前だけだと『 ちょっと不安になるんだよね。 』との思いを持っていました。

一方、 『 お客さんの前って好きだねぇ~、緊張するけど 』『 いつも毎週お客さんの前でやってたから、反応がすぐ分かるから、それで教わる訳ね。 』『 実際、舞台でやるとお客さんの反応と拍手と笑い声が、凄い自分の中の勇気と自信になってくるのね。 』との思いを持っていました。

 

つまり、志村さんなりに、

 

コミュニケ-ションの大切さに「調和とバランス」を加味する楽しさを・・・

それ迄の「経験」から(無意識ながらも)「会得」していた・・・

 

という事かもしれません。

 

 

なぜなら、お客さんから『 教わり 』、教わったものから何かを生み出し、それにお客さんが『 拍手と笑い声 』で応えてくれて、志村さんの『 勇気と自信 』に繋がっているという、

 

正(ポジティブ)のスパイラル(循環)が生み出されている!!!

 

という事が、しっかりとしたコミュニケ-ションが築かれている、何よりの証です!