子どもが色々と(延々と)質問してくる姿勢そのものが・・・
「理性の本性」である・・・
と説いておりました。
小さなお子さんがおられる方、あるいは、お子さんが小さい頃を思い浮かべてみると、色々な実感として湧いてくる方もいらっしゃるかもしれませんね(笑)
最後は「もう寝なさい!!!」などの言葉で「片付けて」しまった、、、など(笑)
そして、カントは「理性」には2つの要素があると唱えました。
それが、
① 完全性を求める(最初から最後まで説明が成り立ち、論理的矛盾が生じない)
② 真理を追究する(それ(①で出された結論)は本当であるのか???と問い続ける)
とのものです。
例えば、私が思いつくおかしな例えですが、多くの人は次のように思っている事と感じます。
旅行は楽しい!!!
だから、旅行に行きたい!!!
など(笑)
しかし、「全ての人」に当てはまる訳ではありませんが、中には、
でも、旅行の帰り際になると寂しく感じる・・・
など(笑)
もし、このような楽しさとは別の「感情」が少しでも湧き出てくるとしたら、先ほどの『 ① 完全性を求める(最初から最後まで説明が成り立ち、論理的矛盾が生じない) 』は成り立たない事になります。
なぜなら、
寂しさを求めて旅行する訳ではないから・・・
と。
勿論、失恋旅行や、何か自分探しの旅のような時には、このような心の趣きになる事はあるかもしれません(笑)
しかし、家族や恋人などとの旅行においては、寂しさが「真の動機」として成り立つ事は、ほぼ無い事かと思います(笑)
どうでしょうか???
やはり「難解!!!」でしょうか???(笑)
そして、カントはこのような試みをする際の一つの指針のようなものとして、
アンチノミーの提唱
なるものを行っておりました。
この、アンチノミーの提唱とは、
対立する2つの命題が、共に証明出来てしまい、どちらが正しいのか決着がつかない状態
という現象です。
これを数式?のようなもので表しますと、
「AはBである」事と・・・
「AはBではない」事とが・・・
共に証明出来る状態・・・
となります。
では、「あなた」にとっての、「A」と「B」とを「考えて」みて下さい!!!
「何か」当てはまりそうな現象はあるでしょうか???(笑)
そこで、これも私が思いつくおかしな例えとしては、