アドラーは心理学?スピリチュアル? ~ソーシャルディスタンス(社会的距離)と広場恐怖症も含め~

第4回目:『 「自分」と「他者」を勇気づける 』から
そこで、ここでは、まず始めに「共同体感覚」というのが基になっておりますので、ここでも先に番組内からの説明をご紹介致します!

 

共同体感覚とは、他者を仲間と見なし、そこに自分の居場所があると感じられる事

ひいては

人は全体の一部であり、全体と共に生きている

 

という視点であり、その要素として、

 

① 自己受容
② 他者貢献
③ 他者信頼

 

が挙げられております。
そして、2回目に出てきた男性が、仕事で失敗し、上司に怒られ、生きていくのが嫌になった、との悩みで、安土羅先生の元に訪れてきました、、、
そこで、ここでは、「勇気づけ」と「勇気くじき」というテーマの基に、、、

安土羅先生:
『 仕事の失敗なんて誰にでもあるじゃないか。
  (その男性が同僚や後輩の目の前で怒られた事に対し)それは、勇気くじきってやつをやられたんだよ、きっと。

  全ての人間関係が縦の関係に基づいてるから起こる事だ。
  横の関係に基づけば勇気づけになるはずなんだけど。

  堂々と言いたい事を意見すればいいんだ。
  あなたは人に嫌われる事や、関係が壊れる事ばかり気にしてるだろ。
  自分に価値が無いなんて思わずに、もっと嫌われる勇気を持つんだ。 』

そして、そこに3回目で幸せになる勇気を教えて貰った女子高生もやって来て、

安土羅先生:
『 幸せになる勇気と嫌われる勇気は同じなんだよ 』

と。
そして、ここで「勇気づけ」に関して、これも番組内での整理をご紹介致します。

 

勇気づけとは

共同体への貢献感を感じられる

自分に価値があると感じられる

勇気が持てる

これらのステップを援助する事

 

とされておりました。

そして、その女子高生は美大受験を決意し、両親も賛成してくれている、という状況である一方、その男性は全てが上手くいかず、誰にも必要とされていない自分の人生だ、、、との嘆きに対し、

安土羅先生:
『 おいおいおいおい、会社が全てだと思っているようだが、あなたがいるのはもっと広い世界だよ。
  (手を斜め上に広げたジェスチャーをして)見たまえ!!!

  とにかく、会社なんて一つの共同体に過ぎない
  悩んだ時は、より大きな共同体の声を聴け!!!だ(笑顔)
  この世界には、もっと別の人間関係が無限に広がっているはずだよ。

  (女子高生と男性に向け)あなた達は、あなた達の人生の主人公なんだから、思い通りに生きればいいんだよ!!! 』

と。
そして、この視点をアドラーは次のように表現しています。

 

人生の意味はあなたが自分自身に与えるものだ

 

と。
では、この番組からの素材の提供はここで終了です!
如何でしたでしょうか?

そして、ここ迄ご紹介してきた内容に関しまして、今回は私がとやかくコメントする必要もありません(笑)
いつも通り、皆さんの「自由」に捉えて下さい!