アドラーは心理学?スピリチュアル? ~ソーシャルディスタンス(社会的距離)と広場恐怖症も含め~

では、この全4回の番組内において、各回に短い寸劇?のようなものが行われておりました。
ここでは、アドラーを模する「安土羅先生」が、訪ねて来る人に対して「言葉掛け」をしていきますが、ここからは気楽な感じで、この寸劇で行われていた内容を、私なりに整理し、少しアレンジして、「安土羅先生」の発言を主としてご紹介して参りますので、皆さんは、是非、自由に「考えて」みて下さい!

 

第1回目:『 人生を変える「逆転の発想」 』から
ある女子高生「人は変われる 世界はシンプルである 誰もが幸福になれる」という安土羅先生のチラシを目にしました。
そこで、この女子高生は、そんな訳ないじゃん!と疑問を持ち、安土羅先生の元に訪れてきました、、、

安土羅先生:
『 世界が複雑なんじゃなくて、あなたが世界を複雑にしているのだとしたら、どうかな?
  問題は世界がどうかではなく、あなた自身がどうか?なんだがね、、、 』

と。
そして、この視点をアドラーは次のように表現しています。

 

人は客観的な世界ではなく主観的な世界に住んでいる

 

と。
では続いていきます。

安土羅先生:
『 だから、今この瞬間からでも人は変われるんです。
  もし、変われないとすると、残念ながらそれは、あなたが変わりたくないからに他ならない。

  あらゆる結果の前に原因があるという考え方が、既におかしいだよ。
  過去の原因からではなく、今の目的から考える事だよ。

  (例えば、過去のいじめなどのトラウマで)不安だから外に出られないのではなく、外に出たくないから、不安という感情を作り出しているんじゃないのかな、、、

いつも(私達は)過去に原因を求めている
  でも、原因に捕らわれていては、一歩も前に進めませんよ。
  原因ではなく、目的に目を向けなくてはいけません。
  人生は全てあなたが決めているんですから、、、 』

と。
そして、この番組内では、ここ迄の視点を、

 

① 意味付けを変えれば未来は変えられる
② (その為には)原因ではなく目的に目を向けよ

 

と整理しておりました。
そして、アドラーはこの意味付けを「ライフスタイル」と呼んでいました。
これを踏まえた上で、

安土羅先生:
『 未知の世界に踏み出す事を、人は無意識に恐れているという事さ。
  色々不満はあっても、このままの私でいる事の方が楽だからね。
  あなただって、変わりたかったら、いつだって変われるのに、敢えて変わろうともしない。

  むしろ、あなたは変わらない決心をしてしまっているだよ、、、
  あとは、その決心を変える勇気があるかどうか、、、 』

と。
そして、この視点をアドラーは次のように表現しています。

 

人生が困難なのではない

あなたが人生を困難にしているのだ

人生は極めてシンプルである

 

と。
そして、番組内ではこの「ライフスタイル」という視点を、次のように整理しておりました。

 

〇 自分の事を自分がどう見ているか(自己概念)
〇 他者を含む世界の現状についてどう思っているか(世界像)
〇 自分および世界についてどのような理想を抱いているか(自己理想)

 

そして、この視点の理解と実践の帰結として、アドラーは次のように表現しています。

 

3日あれば人間は変われる

 

と。
では、第1回目はここで終了ですが、「「勇気」が要る」という意味が、薄々?分かりかけてきた頃合いでしょうか?(笑)