星の王子さまの「一番大切なことは、目に見えない。」の真意とは

次の日の夕方、パイロットが井戸の所に戻って来ると、地球で最初に出逢ったヘビと王子さまが壁の所で話していました。
パイロットは駆け寄り、ヘビから守ろうと王子さまを抱き留めますが、王子さまの顔は蒼白で鼓動も早く、今日、家に帰るんだと告げます。
そして、抱き続けていると、少しずつ王子さまにぬくもりが戻って来て、王子さまは続けます、、、

【 大切なことは、目では見えない・・・・・・ 花のことと似てるな。 どこかの星に咲いてる一輪の花を愛していたら、夜空を見上げるのは、心のなごむことだよ。 星という星ぜんぶに、花が咲いてるように見える 】

 

更に、、、

【 夜になったら星を見てね。 僕の星は小さすぎて、どこにあるのか教えられないけど。 でもそのほうがいいんだ。 僕の星は、夜空いっぱいの星のなかの、どれかひとつになるものね。 そうしたらきみは、夜空ぜんぶの星を見るのが好きになるでしょ・・・・・・ ぜんぶの星が、きみの友だちになるでしょ。 今からきみに、贈り物をあげるね・・・・・・ 】

 

そして、王子さまは笑い、更に続けます、、、

【 人はみんな、その人なりの星を持ってる。 (中略) でもどの星も、口をつぐんでる。 だからきみには、誰も持ってないような星をあげるよ・・・・・・ きみが星空を見上げると、そのどれかひとつに僕が住んでるから、そのどれかひとつで僕が笑ってるから、きみには星という星が、ぜんぶ笑ってるみたいになるっていうこと。 きみには、笑う星々をあげるんだ! 】

 

そして、王子さまは真顔に戻り続けます、、、

【 今夜は・・・・・・ね・・・・・・来ないでね。 僕、苦しそうになるよ・・・・・・ ちょっと死んじゃうみたいになるよ。 そんなだもの。 そんなの見に来ないで、見に来ることないよ・・・・・・ 】

 

その夜、王子さまはひっそりと出かけ、それにパイロットは気づき後を追いかけ、ようやく追いつくと、王子さまはパイロットの手を握り、心配しながら話します、、、

【 やっぱりだめだよ。 つらい思いをするよ。 僕、死んだみたいになるから。 でも、それは本当じゃないんだ・・・・・・ ね。 遠すぎるんだ。 この体を運んでいけないもの。 重すぎるもの。 でもそんなの、古い抜けがらみたいなもんだよ。 古い抜けがらなんて、なんにも悲しくないでしょ・・・・・・ 】

 

そして、王子さまはパイロットに「ありがとうね」と話し、ヘビとの約束の場所に向かい、王子さまの足首のあたりに、ぴかっと黄色い光が走ります、、、

王子さまはやがてゆっくりと、くずおれました、、、

 

では、瀬川版!?の星の王子さまの紹介はここで終了ですが、本編の物語の最後には、「人によっては、ほんの些細な取るに足らぬ事柄であっても、それにより世界のなにもかもが、これまでとはすっかり変わってしまう事を自分に尋ねてみると、なにもかもが変わって見える事が分かるであろう」との言葉と共に、

《 でもそれが、どんなに大事なことか、おとなにはぜんぜんわからないだろう! 》

との締め括りになっております、、、(笑)

 

では、ここからTOPICSとしての締め括りを兼ね、私(瀬川)なりの講釈?妄想?をお伝えしてみます!