公明正大という救世主:前半 ~漫画本「医龍」からのメッセージ~

ところで、私は個人事業主ですので色々と一人で行わざるを得ない面もありますが、それでも様々な場面で他の人達の《 協力 》があってこそ成り立っております。
そして、このような事は仕事の面に限らず、

 

人生全般にも当てはまっている・・・

 

というものです。
これが、

 

人は誰もが自分一人だけでは生きられない・・・

 

という意味にもなります。

そして、お仕事の面に更に焦点を当ててみますと《 初心忘るべからず 》などの言葉もありますが、得てして仕事の面においては、いつしか《 お客様 》が《 お金様 》にすり替わってしまうケースも多々あります。

そして、『 妥協を許さない事だ 』との言葉が厳しく辛く感じる時には、《 自らの出来る範囲内での最善を尽くす 》という事になります!

 

ところで、先程では『 ミキは躊躇うことなく指示に従おうとしますが 』と触れておりましたが、結果としてミキはグラフト採取を行った事により、他の看護師仲間からも冷たい目で見られるようになります。
ここには《 嫉妬 》なども含まれての感情です。

そして、手術後に看護師長から越権医療行為は二度としないと誓うよう命じられます、、、

ミキ:
『 誓えません。 』

 

と、ミキは《 毅然とした態度 》で答えます。
すると看護師長は次に同じ事をしたら処分をするとの言葉と共に、

看護師長:
『 ・・・・・最後に、私個人としてひと言 言わせてもらっていいかしら。
  ---あなたが、そこいらの医者より、よっぽどうまくグラフト採取をやってのけたと聞いた時---少し、スッとしたわ 』

 

法律違反が含まれる場面で次のコメントをするのは不適切で不謹慎かもしれませんが、《 「思い・言葉・行動」の一貫性を保つ 》、《 自らの軸や芯を創り上げる 》という大切さは学べるかもしれません、、、

そして、必ずあなたの周りにも、

 

あなたの事をちゃんと見てくれている人は存在している・・・

 

という事になります、、、

 

「第6巻より」:
伊集院が患者さんのご家族から依存され始め、それに対し伊集院は押しつぶされそうになり、煩わしさを感じると同時に、医師としてそのような《 姿勢 》で良いのかという《 (自己)矛盾 》に陥ります。
すると藤吉が自らの経験の元に伊集院に話します、、、

 

藤吉:
『 患者や家族との間に、まだうまく一線を引けてないようだな。
  一人の患者に時間を取られては、他の患者がおろそかになる。
  それに、患者や家族に近づきすぎて、同情や共感を抱え込みすぎると、感情におぼれてかえって判断が鈍くなる

  医者は、医者だからこそできる事がある。
  患者に同化してはいけない

  だけど---それをわずらわしい患者から逃げる口実にしてはいけない
  ・・・・・伊集院、線を引く時は、自分にできるギリギリのところで引いてほしい。 』

 

ところで、《 過度な感情よりも理性の活用を 》、そして《 課題の分離 》という「自分の課題」なのか?「相手の課題」なのか?を見極める大切さもお伝えして来ております。

また、これも先程の《 自分に出来る範囲内で 》というのは『 線を引く時は、自分にできるギリギリのところで引いてほしい 』と同じ意味になります。

ただ、このギリギリという線も《 自分自身の事を知っていてこそ可能 》となるものです。
そして、自分自身を知るという事に《 終わりも限界もない 》ものです、、、