中編:コロナ禍も1年経ったが・・・ ~今後の為の振り返り(省り)~

第354回:『 中編:コロナ禍も1年経ったが・・・ ~今後の為の振り返り(省り)~ 』
【 参照キーワード:パンデミック、コロナ禍、新型コロナウイルス、新しい生活様式、反省、振り返り、検証 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。

今回は前回に続いての「中編」をお届けして参りますが、今回のテーマの趣旨(や概要)及びお断りなどにつきましても、前回に既にお伝えした内容と同じものとなります事をご了承及びご理解頂いた上で、早速今回も時系列に沿って眺めて参ります。

 

○ 『 後半:心の軸を保つ ~E・キューブラー・ロス氏とPCIT(親子相互交流療法)から~ 』2020年4月25日掲載

E・キューブラー・ロス氏は患者さん等の観察を通し、「人の心の機微(変化や移り変わりなど)」には、「幾つかの段階」があると提唱しておりますので、最初に、その各段階をご紹介致します。
それが《 ①否認と隔離  ②怒り  ③取り引き  ④抑鬱(うつ)  ⑤受容  ⑥希望 》となっております。

そして、既に察しのついている方々も多いかと思われますが、私からの一つの「問い掛け」です、、、《 あなたは「今」、現在の新型コロナウイルスに関して、あなたの元に及ぼされている(不安や怖れなどの心の揺れ動きや、現実的な自粛なども含めての様々な)影響を、(6段階の内の)どの段階で感じておりますでしょうか・・・ 》あるいは《 何も感じていないでしょうか・・・ 》または《 別の「心の機微」で感じているでしょうか・・・ 》

 

《 ウイルスを「人間的」に見立てると、その性格は日和見(ひよりみ)主義 》に似たような感があるとも耳にした事があります。
そして、この日和見主義を広辞苑(第六版:岩波書店)で調べると、《 形勢をうかがって、自分の都合のよい方につこうと二股(ふたまた)をかけること 》と定義されております。
そして、これを別の表現で言い換えると《 自分の(心の)軸が無い 》とも置き換える事が可能かもしれません。

このような日和見主義が現実化しているものとして、特に、ここ数年に顕著に現れてきた《 「(行き過ぎた)○○ファースト」や「今だけ 金だけ 自分だけ」 》という風潮が蔓延していることからも明らかです。
現在のように、常にニュースなどでも新型コロナウイルスが取り上げ続けられますと(勿論、大切で大事な話題なので構わないのですが)、《 感覚(感性)の麻痺が引き起こされていく 》という現象にも繋がっていきます。
これは、「(感染者などの)数字」が、いつの間にか「記号」に取って変わられるという感覚(感性)も勿論です。

 

ニュースなどでは、重症化の患者さんの治療における、ECMO(エクモ:体外式膜型人工肺)や人工呼吸器などがクローズアップされがちですが、中等症における患者さんでの酸素吸入などは、どちらかと言えば安易に捉えられている感も拭えないように感じます。
この酸素吸入においても、その酸素濃度が高くなるにつれて、脳出血等のリスクは高まるのも事実です。
現場の医療従事者の方々は、善意の心から徒(いたずら)に不安や怖れを煽らないようにとの配慮も含めた上で(このようなリスクには敢えて触れずに)、当初から検査数の拡大なども含め、様々に大きな声を上げ続けて来ている面は、重々に受けとめる必要性があるかと感じます。
そして、この先に向け、感覚(感性)の麻痺を引き起こさない為にも、《 自暴自棄(投げやり)にならない!!! 》という心掛けはとても大切になってきます。

《 成長(という変化)は螺旋(らせん)状に進んでいく 》そして《 私達人間のDNAも二重螺旋構造 》です。

 

以上のような概要です。
昨年の4月頃におきましては、ニュースなどでも治療内容等に焦点が当てられておりましたが、「今という現状」では、救急搬送も出来ない、入院も出来ない、治療すら受けられない、という実状です。
これらは医療崩壊とも呼ばれますが、中には社会崩壊が既に起こっている、と訴える方々も日に日に多くなっております。
そして、実際に既に「命の選別」も行われてしまっています、、、

そして、昨年におきましては医療従事者の方々へ感謝の気持ちを表す「フライデーオベーション」などもよく見聞きし、実際に行われておりましたが、「今という現状」ではどうでしょうか、、、
ネットで検索しても、出てくるのは昨年の今頃の記事(行事)が大半であり、現在ではほとんど検索結果にも上がってきません、、、
これすらも「一時の流行」なのでしょうか、、、