魂の視点は縦横無尽!? ~親子や世代や職場などのケースでは~

まず、私の行っているカウンセリングなどにおきましても、60・70代の母親と、40・50代の娘さんとの関係性(コミュニケーションの齟齬など)で悩まれている方が比較的多いです。
そして、ここで一番の理由となっているのが、

 

母親と娘さんとの間においては・・・

「情報(量)」が圧倒的に違う!

 

という点です。
これは、母親の視点におきましては、いわゆるネットやSNSなどと接点が無い環境が長かったなどの事情も含まれますし、娘さんの視点におきましては、幼少期などには確かにネット環境などはほとんど整備されていなかったが、ある程度「思慮分別」のつく「年齢」になった時には既に活用し始めていた人が多い、という意味合いです。
そして、ここでの、

 

「情報(量)」の圧倒的な違いが・・・

「価値観」の差異(時には齟齬)を生み出している・・・

 

という「大枠(傾向)」です。
そして、母と娘という関係性から、娘さんとしては時には、良い意味での親子間の甘えも含めた「売り言葉に買い言葉」的な言い争いになる事もあるでしょうし、その反面で娘さんの「胸中」においては、親もいい年だから少しは優しくしてあげたい、などの「思い」を持っている事もとても多いです。
また、母親の方におかれましては、私の育て方が間違ってたのかしら???と悩まれる方(自責の念など)も少なくありません。
このように、子育てにおきましても、「正しい?」あるいは「間違い?」との「(過度な)二者択一」が当てはめられている事は、お分かり頂けるかと思います。

 

そして、ここでは社会や世の中の変化も大きく関わっておりますが、例えば、農家などでは女性も働くのがある意味では当たり前という感は今でもあるのでしょうが、母親が小さい頃に教えられてきた「価値観」の中には、例えば「共働き」や「離婚」という事に関しては、これも多くが先ほどの「善し悪し」や「是非」、はたまた「幸・不幸」という「(過度な)二者択一」をついつい(悪気は無く)当てはめてしまいがちになる「大枠(傾向)」がある事も理由の一つです。
勿論、そのような社会や世の中を創り上げてきた「大人の男性」に大きな原因があるのはその通りであります(苦笑)
そして、これを解消(昇華)させていくには、

 

今まで以上に・・・

より「丁寧」なコミュニケーションを心掛ける・・・

そして双方共に「素直」になってみる・・・

 

つまり・・・

「言葉」を選びながらも・・・

双方共に正直な「思いの丈」を伝え合う!

 

という事で、より良き方向に進んで行く事がとても多いです。
そして、ここ迄に出て来た視点において、次の60・70代の父親と、40・50代の息子さんとの関係性とでは、大きな違いが見られてきます(笑)
では、その60・70代の父親と、40・50代の息子さんのケースですが、ここでは、

 

双方共に・・・

長い年月の元・・・

(特に大人の)男性が「主であり優である(端的に言えば男尊女卑)」との・・・

社会や世の中が押しつけてきた(一部の大人の男性が作為的に創り上げてきた)・・・

歪められた「固定観念(既成概念)」が「共通」しているが故に・・・

コミュニケーションの「不在」が起きやすくなる・・・

 

という点です。
言わば、

 

わざわざ言わなくても分かるだろう(雰囲気や空気感など)・・・のような・・・

コミュニケーションの「不作為」が起こりやすくなる・・・

 

との「大枠(傾向)」です。
そして、この関係性においては、社会や世の中という「大枠(傾向)」において、双方共に(男性全般でも)ある種の「共通の価値観」を(無意識の上で)持っているが故に、一見すると問題や悩みと感じずに過ごしているかのようなケースが多くなりますが、