「芯」に惚れ込む ~時と場合によっては頑固や意地っ張りも活用してみる~

小次郎:
『 契約金のつり上げとか もったいつけてるとか みなさんが どう思われて どう解釈しようがかってです しかし これだけはきいておいてください

  ドラフト制は球界が決めた動かしがたい規則です

  それを納得できる人はうけるべきでしょう・・・が ぼくはちがう ぼくは自分の生涯を賭ける はたらき場所を他人のクジできめられるのがいやなんです

  引くならぼく自身が引きたいですよ それならすこしは 自分のえらんだ球団といえるでしょうから 』

 

そして、クジを引き当てたオリオールズの遠山スカウト部長が、第1回交渉の為に小次郎の元を訪れていきます、、、
しかし、小次郎は遠山部長を3時間近く待たせたあげく、ここでもキッパリと入団拒否を伝えます。

 

小次郎:
『 また ご足労おかけしては申しわけないので拒否の理由を聞いてください

  ぼくは 今どき夢のような宝さがしに社運を賭けている(パイレーツの)玄海オーナーのファンなんです

  しかも パイレーツだけが 監督がオーナーです!

  これは すべての問題において代表や社長をあいだにとおす必要がありません

  (遠山部長:『 問題解決にムダな時間がいりませんわな 』)

  そうです そして 自分の信念のためには試合放棄や退場を平気でするかっこよさにしびれるんです 』

 

そこで、ひとまず、遠山部長は小次郎宅を後にしました、、、
と、そのような状況の中、同じく高校生の野球選手であり、小次郎に惚れ込んでいる武蔵くんが、小次郎に進路(プロか、社会人野球か、大学進学か)を問い詰めます。
実は武蔵くんの問い詰めに答えるに当たって、小次郎はマラソン40キロ走破に付き合う事を条件として出しました(笑)
その条件を武蔵くんがちゃんとクリアした事に対して、

 

小次郎:
『 大学もノンプロもないよ

  (武蔵くん:『 そ そのほうがいいです 小次郎さんはやっぱりプロにいくべき人ですよ! 』)

  いや 浪人だよ 』

 

と答えました(笑)

では、ここ迄におきましても、特に野球の知識は必要ない点もご理解頂けているかと思われますが、現在のコロナ禍という特殊な状況は別に致しまして、今、お仕事をされている方々、あるいは、お仕事を引退なさった方々なども含めまして、皆さんが最初のお仕事を選択し、決断を下した当時は、どのような思いや感情があった事でしょうか?
これは、別に善し悪しという意味では全くありませんし、その当時の思いや志などを、今一度、想い返し、振り返る素敵なキッカケとしてみて下さい(笑)

では、先に進めて参ります!