「芯」に惚れ込む ~時と場合によっては頑固や意地っ張りも活用してみる~

小次郎:
『 今はノーコメントです

  11月20日まではオリオールズの交渉下にある身ですから 』

 

と一切の話を断っていました。
そして、自由競争になった事により、各球団が小次郎獲得の為に、札束攻勢で続々と小次郎の元に交渉しにやって来ます(笑)
そして、全てを白紙に戻すという小次郎の宣言の元、遠山部長も改めて交渉を願い出て、小次郎も自らの発言に責任を持つ意味でも、快く交渉に応じる段取りになりました。

 

その交渉の席で、他の球団よりは低い金額提示しかできないが、オリオールズというチーム内では、他の選手達の不満がくすぶり続けるような金額の、遠山さんなりの出来る限り最大限の提示と思いを小次郎にぶつけていきます、、、

 

遠山部長:
『 もちろん オーナーは反対だ・・・

  で わしは噛みついてやったよ

  小次郎は20勝する!

  だから少しも高くはないと

  それでもビビるようなオーナーなら わしもつかえる気持ちはない

  首にしてくれ 』

小次郎:
『 遠山さん むちゃなことを・・・ 』

 

遠山部長:
『 むちゃって 小次郎 今のプロでは20勝できんというのかい 』

小次郎:
『 そんなことはありませんよ・・・

  いいでしょ

  遠山さんが首を賭けたんなら やろうじゃありませんか 』

 

遠山部長:
『 そ それじゃ 小次郎くん

  お お OKして く く くれるのかね 』

小次郎:
『 はい

  遠山さん 20といわず

  25勝しようじゃありませんか 』

 

そして、遠山さんの歓喜の輪の中、小次郎の祖父が笑いながら、

 

小次郎の祖父:
『 来年の今ごろは ふたりとも首になってたりしてな かっ かっ かっ かっ 

 

遠山部長も涙を流しての笑いの中『 いえる いえる 』と答え、

 

小次郎:
『 その時はふたりそろって首になりましょ~~~ 』

 

と小次郎も笑顔で答え、

 

遠山部長:
『 もちろんじゃい!!

  ズタズタに切られたって 悔いはねぇわい!! 』

 

と、ここに晴れて、相思相愛のプロ野球選手が誕生する事になりました!!!

では、長々となってしまい申し訳ありませんのと、また、漫画なのでその場面場面の絵が無い事で伝わり辛い面もあったかと思われますが、ここ迄、目を通して頂きましてありがとうございます(笑)

そして、「メタファー」ですので、どうぞ皆さんの自由に、気の赴くままに捉えてみて下さい!

その前提の元で、少しだけ私なりの視点を呟(つぶや)かせて頂きます(笑)