「芯」に惚れ込む ~時と場合によっては頑固や意地っ張りも活用してみる~

ちなみに、ある一時の間、大学生と社会人のドラフト上位指名候補選手に向けては、希望入団枠制度(いわゆる逆指名制度)が導入された時期もありましたが、自分の球団を逆指名してくれる目論見で、事前に選手にお金を渡していたりなどの事件が発覚し、この制度は廃止されるに至りました。
お金を受け取った選手側にも問題があるのは事実ですが、このような事も、大人側の身勝手な行動により、門戸を閉ざしてしまった点は否めない事実でもあります、、、

また、これもちなみにですが、このドラフト制度が憲法の職業選択の自由に反するのでは?という論争は昔からありましたが、プロ野球選手になる道(そのもの)を閉ざしているものではないなどの理由で、合憲!?とされております。

では、ドラフト制度に関しては、ある程度はご理解頂けたかと思いますので、今回の物語に入って行きましょう!

 

そして、ここから活用する素材が、先ほどの「光の小次郎」の第1巻から第4巻迄に収録されているものですが、あらすじを含め、読みやすくする為に、そして、今回のテーマに沿う趣旨と致しまして、少しの整理や割愛などされる部分がどうしても出て参りますので、その点は事前にご理解とご了承頂ければ幸いです!

この物語の主人公、新田小次郎(ピッチャー)は、夏の甲子園大会を終えて、ドラフト会議を待つ身となっていました。
そして、ドラフト会議を前にして、小次郎はパイレーツという球団を逆指名します。
なお、この漫画での逆指名は、意中の球団を表明したというだけであって、入団へ結びつく効果は全くありません。

この小次郎の逆指名の表明により、各球団の大人達は、自分達の私利私欲?の為に翻弄されていき、、、また、小次郎の元においても、普段は顔すら見せない親類などが多く集まって来て、あーだ、こ~だ、と口を挟んできます(笑)

そして、運命?のドラフト会議当日を迎えます、、、
すると、

 

全12球団が小次郎を指名

 

という状況になりました(笑)
そして、実際にクジを引き当てたのは、意中のパイレーツではなく、オリオールズという球団と相成りましたが、その直後に小次郎は入団拒否を表明しました、、、
そして、その事について小次郎は記者達に告げます。