復元納棺師から学び感じ取る生命(生きるとは) ~東日本大震災のご遺族等からの学び~

第451回:『 復元納棺師から学び感じ取る生命(生きるとは) ~東日本大震災のご遺族等からの学び~ 』

【 その他参照ワード:エンゼルケア、自殺防止 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!

前回、そして、前々回のTOPICSでは、

 

「死に逃げは出来ない」というテーマの元に・・・

《 緩やかな 》自殺・・・

 

などの視点を取り上げました。

 

そして、今回の内容とは《 (真)逆 》や《 表裏一体 》などを感じる人もいるかもしれません。

勿論、それらの感じ方が間違いという意味ではないものの、

 

(色々な出来事や事柄は)繋がって重なっている!!!

 

との視点を今一度《 想い出して 》、この先を眺めて下さい!

 

 

【 あなたに問い掛ける「死」 】

ここで、あなたに問い掛けます、、、

 

あなたが、初めて誰かの死と接した(聞いたりした)時の事を覚えていますか・・・

あなたが、初めて誰かのご遺体と接した(触れた)時の事を覚えていますか・・・

あなたが、初めて誰かのご遺体のご尊顔を拝した時の事を覚えていますか・・・

 

なお、このような問い掛けから、暗い気持ちや神妙な面(おも)持ちになる必要もありません(笑)

 

ところで、私が死やご遺体やご尊顔と初めて「接した(触れた)」のは、10才の時の母方の祖父でした。

勿論、特に「聞く」に関しては、それ以前にも「経験」はあったのでしょうが、年端もいかない子どもでは《 理解も実感も 》ありません(笑)

 

 

【 納棺師とエンゼルケア 】

今回取り上げるのは、復元納棺師です!

そして、映画『 おくりびと 』は納棺師が主人公です。

納棺師とは、故人の身体を洗い清め、あの世への旅立ちの為の身支度を調え、死化粧を施すなどの仕事です。

 

なお、納棺師になる為の特段の資格はありません!

故に、納棺業を請け負う会社で研鑚を積んだり、専門学校で学ぶなどの道があります。

 

また、病院で逝去した場合には、看護師等の医療従事者がエンゼルケア(感染症対策、医療機器の取り外しなども含め)を施してくれます。

余談ですが、私の母が他界した際、私は東京から飛行機で移動中だったので、死に目には逢えませんでした。

そして、病院では私が到着するまで母を病室にいさせてくれて、エンゼルケアも施してくれていました。

 

ちなみに、母の場合には、DIC(播種性・汎発性血管内凝固症候群)という血液が固まり辛くなる症状があったので、家に連れて帰って来た後でも、半日程度は母の唇から血が流れていました。

 

 

【 遺体などにまつわる色々な視点 】

私も年齢を《 重ねる 》に連れ、ご遺体と対面させて貰ったり、ご尊顔を拝する機会を頂いた時には、

 

心(魂)ここにあらず・・・

 

というのを《 強い実感 》として抱くケースが多くなっています。

言わば、

 

生気が無い状態・・・

 

という感触です。

 

ところで、最近は子どもに、ご遺体やご尊顔に触れさせないケースが増えています。

勿論、例えば親の死などの場合では、子どもがトラウマにならぬようになど、故人の遺志によるケースもあるでしょう。

このように、事情の違いによりケースバイケースである事を前提としつつも、

 

出来る場合には、ちゃんと教えて《 向き合わせる 》のも・・・

《 その後の 》子どもの人生では大切で必要・・・

 

という面もあると、個人的には感じます。

 

 

また、お通夜の場では、ご遺族から「顔を見てやって下さい」と声を掛けて頂く機会もあるでしょう。

故に、ご尊顔を拝する事で気持ちの区切り(踏ん切り)が付いたり、ご遺族の慰みや癒やしに結び付く面もあります。

 

ただ、それと同時に、長い闘病の末などのケースでは、

 

顔を見られたくない「ご遺志」

 

を持っている人もいます。

故に、その辺りに関する《 気配りや心配り 》を、頭の片隅にでも入れて置いて下さい。

 

 

では、前置きは終了し、2012年8月放映の番組『 NHKスペシャル 』(NHK)から、「 最後の笑顔 ~納棺師が描いた東日本大震災~ 」を少し眺めます!