安楽死から考える肉体的苦痛と精神的苦痛 ~真のコミュニケーションという視点も~

迎田さん:『 人に甘えるというのが下手くそなのかもね。 』

くらんけ さん:『 今まで家族に助けられてた事、自分が助けて貰ってた事が揺らぎの一つの要因でしたね。 』

 

との点からは、肉体的苦痛を緩和する事は現在の医学でも難しく限界が生じるケースはあるにせよ、

 

少なくとも人間が関与する事で・・・

精神的苦痛は和らげる事が出来る可能性が充分にある・・・

 

というのもお分かり頂けるかもしれません。

そして、

 

岡部さん:『 こんなに介護が大変ならば、自分の家族の介護負担を無くす為に安楽死しようという人が必ず出てくると思います。 』

 

とのコメントにあるように、

 

周りの人々の本心とは全く違ったとしても・・・

(社会の風潮を含め)無言の圧力やプレッシャー等を自らで感じてしまうのも・・・

精神的苦痛になり得る・・・

 

という事もお分かり頂けるかと思います。

そして、繰り返しになりますが、

 

《 私が今回のテーマで一番着目したのが、要件①の「耐え難い苦痛」は《 肉体的苦痛 》に限られず・・・《 精神的苦痛 》も含まれている・・・という点です、、、 》

 

という冒頭の箇所に繋がって重なって来ます、、、

 

 

【 優生保護・優生学思想に陥らない為には 】

あくまで私個人としては、どちらかと言えば安楽死には否定的な立場ですが、全ての安楽死のケースを《 十把一絡げ 》に出来ないのは当然であり、安楽死の議論をする事はとても大切で必要なものと感じています。

ただ、これも岡部さんのコメントの『 この事件が起き、裁判が始まってから生きる事と死ぬ事の選択の問題にされ、同じ病気や障がいのある者、仲間同士の分断が広がっています。 』の箇所に現れているように、

 

冷静かつ理性での議論を創り上げていく為には・・・

一度《 中立(ニュートラル) 》に立ち返る事が大切であり・・・

その為には他の面に現れている分断を同時に解消していく事が必要となる・・・

 

のが真実です。

これは例えば《 優生保護・優生学(思想) 》という、

 

たった一つの歴史を《 知り 》・・・

そして《 考える 》事をするだけでも・・・

二度と同じ過ちを繰り返さない事の大切さに《 気づかせて 》くれる・・・

 

という事からも明らかになり、

 

なぜなら分断も優生保護・優生学(思想)も《 根っこ 》は同じ

 

だからです。

そして、これと同じ事は、

 

現在の世の中や社会における《 格差 》となって既に現れている・・・

 

という点も見過ごせない現状です。

そして、今回の安楽死というテーマにおいても、

 

やはり・・・最も問われるのは《 真の動機 》

 

という、これも同じ事が当てはまり、他のあらゆる面でも同じ事が当てはまります、、、

そして、私達の身近な所ではコミュニケーションにより精神的苦痛が多々生じやすい事も、、、

 

※ 関連TOPICSはこちら

・ 『 朱に交われば赤くなる事の危険性 ~同調圧力も含めた善悪功罪という両面~ 』

・ 『 心の軸を保つ ~E・キューブラー・ロス氏とPCIT(親子相互交流療法)から~:前半後半

・ 『 最も誤解を生みやすいのはコミュニケーションがされていない隙間に・・・ 』

 

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