ナッツリターン事件とカプチルに学ぶ「幸せな人はイジワルしない」

そして、昨年には旧ジャニーズ事務所の性加害事件、ビッグモーター社による不正車検(それに伴う経営陣からの過剰なノルマやパワハラ)、あるいは世襲による政治家の増加などがありました。

これらはいわゆる「同族企業(同族経営・家族経営)」という側面が大きな要因の一つとなっています。

 

勿論、日本の会社の9割以上が中小企業と言われてますし、中小企業の中には同族企業も多々あり、伝統文化などの職人技や歌舞伎などでも継承という意味では同じような側面を持っています。

そして、その多くは事件に結び付くようなものではなく、丁寧かつ真摯に仕事に取り組んでいる所がほとんどでしょう。

故に、同族企業や世襲のみという観点だけで、全てが負の側面を抱いている訳では当然ありません

だた、先程の例に挙げた企業の事件や世襲のみで政治家になれたケースを眺めてみると、

 

あまりにも社会(コミュニケーション)という経験不足に加え・・・

その経験不足を補う想像力が欠落してしまっている(育てられていない)のが大きな一因・・・

 

という感は否めません。

そして、このような環境はパワハラに留まらず、時に事件性のある出来事にまで発展しやすくなるのは今回のナッツリターン事件からも明らかです。

そして、このような傾向は企業等に限られるものではなく、私達個人にも当然ながら当てはまって(反映されて)来ます

 

 

例えば、近頃はそもそもが幻想であったバブル期の株価を超えたなどと、浮かれて!?騒いで!?いますが、バブル期には多くの日本人も海外旅行に出向き、いわゆる爆買いをし、その中には少数かもしれませんが、かなり横柄な態度や、他国の文化やルールを無視する行為が横行して世界からも批判を浴び問題になった時期もありました。

 

また、その時代を象徴するかの如く、当時は「3高(高学歴・高収入・高身長)」が理想の結婚相手などと言われていましたが、これもあくまで「男性のみ」に向けられた風潮であり、逆に「3高の女性」は理想の結婚相手とは程遠く、社内では「お局(つぼね)様」などと揶揄や侮蔑されるなどの差別が当たり前のように横行していました。

ちなみに、バブル期の頃の私は中高生でしたので、その恩恵に預かっておらず、逆に良かった!?のかもしれません(笑)

 

そして、今では下火になっていますが、少し前の中国の観光客等の方々における爆買いに関しても、一部の嫉妬などの見方(感情)が反中国という険悪な雰囲気を醸し出していった(煽って火を付けていった)のも事実です。

勿論、現在の中国という国(政府)の姿勢は見過ごせない面も多々あるのはその通りです。

しかし、

 

国同士の対立(ギクシャク感)と・・・

同じ人間同士の交流は全くの別物・・・

 

であるのも論を待たずです。

これが、このTOPICSでも繰り返しお伝えしている、

 

戦争の種は私達の日々の日常(生活)に植えられている・・・

 

という視点になります。

そして、それを「芽吹かせて」しまうのは、

 

妬みや嫉みなどの感情であり・・・

これらが優生学(優生保護)思想などに繋がってしまい・・・

終いにはパワハラやイジメなどの事象に重なってしまう・・・

 

という事です。

そして、これらの事象は残念ながら私達の身の周りの日常でも日々起こっているものです。

 

 

そして、先程は経済三団体なども例として取り上げましたが、

 

(経済に限らず)格差とは・・・

白か黒かの如くグラデーション(濃淡)を消失させてしまう・・・

 

という、これが「過度な二者択一に陥る」という意味になり、更なる悪循環を招いていきます。

これも身近なケースに当てはめてみると、