ベールを透かせば見えて来る真の優しさとは ~供養する側される側は同じ~

〖 本物のジョーとの再会 〗

一方、メキシコにいるジョーはダニーと呼ばれていました。

ジョーは自分が犯罪に手を染めているとは知らずに、麻薬組織のボスから運び屋の仕事を貰い生活していました。

そして、ジョーは「ブロンドの髪の女性が現れる夢を何度も見て、その女性と自分は夫婦のような感じがして、娘も3人いる」と麻薬組織関係の知人に話します。

更に「事故で記憶を失う以前に自分はその女性を知っていたのでは、、、」とも話します。

 

しかし、知人は「(ジョーの過去を)調査したけれどそのような事実は無い」とジョーに告げた、、、

という夢をアリソンは見ます、、、

 

そこでアリソンは独断でボスと会い、ジョーの情報を聞き出した代わりにメキシコへの引き渡しにも同意してしまいます。

アリソンはメキシコに向かい、ジョーにそっくりな男性に声を掛けられます。

アリソンは夢の内容を伝え「想い出して欲しい」と全てを話し、その男性と抱き合った所、

 

アリソン もうやめるんだ 目を覚ませ

 

との声が聞こえ、その声の方向を向くと、そこには《 正真正銘のジョー 》が立っていました、、、

 

 

アリソンが混乱する中、実はこれも全ては夢でした、、、

アリソンが夢から覚めるとジョーが隣にいて、アリソンに話し掛けます、、、

 

ジョー:
『 ごめん 君を混乱させてしまった そんなつもりでは・・・ 』

 

夢から覚めたアリソンは今まで悪夢を見ていたと思い、普段通りジョーに「お帰り」と告げハグしようとします。

しかし、

 

ジョー:
『 いや ダメだ 』

 

とジョーは拒否します。

アリソンは「何故いつものようにハグ出来ないの???」と不思議に思い、ジョーに聞きますが、

 

ジョー:
『 できない ハワイから帰るとき乗った飛行機がエンジントラブルを 』

 

と話し、アリソンは「ウソだ! そんな事絶対にあるはずない!」と突っぱねますが、

 

ジョー:
『 本当だ 起きてしまったんだ 誰のせいでもない 残念だよ 』

 

アリソンは「そんな話は止めて! これも夢なんでしょ? 目を覚ましたら隣にあなたがいるんでしょ?」と聞き返しますが。

 

ジョー:
『 だったらいいね でもこれは夢じゃない 君が今まで見ていたのが夢なんだ 』

 

《 事の真相 》に薄々気づき始めたアリソンは泣き出します、、、