前世・未来世そして出逢いから自分を知る ~プチ前世・未来世療法体験のオマケ付き(笑)~

博士は前世療法を行う中で、今世(現在)の夫婦や家族が同じ前世と思われる光景などを見るという事はよく体験していました。

その博士の元にエリザベスという女性と、ペドロという男性が定期的に治療に訪れていました。
この二人は今世ではお互いに面識も無く、当然ながら一度も逢った事も無く、国籍も文化も全く違う背景で育ちました。

そして、博士は二人の治療過程において、この二人が想い出す前世の光景がとてもよく似ている事に戸惑いを覚え始め、二人に告げるべきだろうか、、、告げたとしたら守秘義務はどうなるのだろうか、、、二人にとって告げる事が本当に良い事なのだろうか、、、など迷い悩み始めます。

そして、博士は二人には黙っている事に決めました、、、

 

ところで、博士が戸惑いを覚え始めた奇妙!?な出来事がありました。
それは、ペドロに前世療法を行っている中で、ペドロは前世の自分の名前を想い出せずにいた時の事です。
博士の中に突如として「エリ」という名前が思い浮かび、ペドロに尋ねた所、ペドロも前世の自分の名前が「エリ」である事を想い出しました。

そして、この出来事の2ヶ月前に博士はエリザベスの前世療法を行っていました。
その中でエリザベスは前世の父親の名前は「エリ」であると想い出していました。

そして、エリザベスとペドロの幾度にも渡る前世療法を行っていく中で、この二人の想い出す前世の場面がエリザベスが娘でありペドロが父親であると仮定すると、完全に一致する表裏一体の物語が紡ぎ出されている事に博士は気づきました。

しかし、先程の理由などから、やはり博士は二人に話す事は出来ないと決断しますが、その一方で本当にこのまま二人に何も話さずにしておく事が望ましい事なのか、、、など更に逡巡していきます、、、

 

そして、ペドロの治療は間もなく終了予定であり、そうなるとペドロは治療に来る事も無くなる中、博士は同じ日にエリザベスを先に治療し、ペドロをその次に治療するという予定を立てました。

そして、博士とエリザベスが一緒に待合室に入って行った所、そこには既にペドロがやって来ており、エリザベスとペドロはお互いを見て、この時初めて今世で出逢った事になりました。

そして、エリザベスは治療を終え帰宅し、ペドロの治療の番になりますが、その冒頭でペドロは先程チラッと見たエリザベスの事を魅力的な女性でしたねと博士に話しました。

そして、それから2週間後のペドロの最後の治療の日にも、博士は同じくエリザベスとペドロの治療を前後で行う予定を立てました。

この時にも二人は待合室で出逢いましたが、お互いに軽く会釈をする程度で終わりました、、、

 

その後にペドロは仕事の出張があり、エリザベスも会議に出席する為に同じ航空会社の飛行機に乗る事になりましたが、お互いに違う時刻の飛行機でした。

ただ、エリザベスの乗る予定の飛行機が欠航になり、エリザベスは経由地を変えたりなどで別の飛行機に乗る事に急遽決まります。

そして、この急遽決まった飛行機はペドロが乗る予定の便でした、、、

 

そして、搭乗ゲートでペドロはエリザベスに気づき、エリザベスもペドロの視線に気づき、ペドロは自己紹介をして二人は話し始めました。
そして、すぐに意気投合し二人が並んで座れるように飛行機の座席を変更して搭乗する事になりました。

その後、お互いの前世(療法)で想い出した事を照らし合わせていき二人は恋仲になりました!!!

 

では、著作からの紹介も終了ですが、これはいわゆる《 ソウルメイト 》と呼ばれる範疇の話ではありますが、《 事実は小説よりも奇なり 》との言葉からも、逆にこの話が博士の全くの創作(作り話)であるとすれば、それはそれでありふれた陳腐な話と結末になる事でしょう(笑)

そして、もし仮にそうだとすると博士は自らで自らの築き上げて来た名声を一瞬にして崩壊させてしまう事にもなり、創作(作り話)というのはあまりにもリスクが大きいと言わざるを得ない事にもなるでしょう、、、

では、ごくごくシンプルな締め括りに入って参ります!