魂の視点から考える死刑制度 ~負の感情が憑依を呼ぶイタチごっこ~

第462回:『 魂の視点から考える死刑制度 ~負の感情が憑依を呼ぶイタチごっこ~ 』
【 参照キーワード:魂の視点、死刑制度、憑依、負の感情、負の連鎖、イタチごっこ 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です!

今回は「魂の視点から考える死刑制度 ~負の感情が憑依を呼ぶイタチごっこ~」というテーマをお届け致しますが、これ迄のTOPICSにおきましても安楽死や尊厳死、また拡大自殺などにも魂の視点を当てはめてお届けして来ております。
と言いますのも、

 

この世や社会の(一部の)常識だけでは・・・

既に対処しきれなくなっているから・・・

 

という《 私なりの理由(視点) 》がその源(出発点)となっているからです。
そして、このような魂の視点と称するものでは《 非科学的かつ非医学的 》とのご指摘はその通りです。
そのようなご指摘やご意見などに《 反論(反対) 》する気持ちも私にはございませんし、かと言って無視したり無関心を装う姿勢も私は取りません。
なぜなら、

 

どのような感想や意見や見解があっても良いものであり・・・

そのような様々な感想や意見や見解があるのが自然であり・・・

だからこそ視野狭窄に陥らずに真っ当に考えていく事が出来る・・・

 

からです。
勿論、これ迄のTOPICSにおきましても、魂の視点からとは言え、私なりに《 知り・考え・気づく 》という面から出来る限り科学や医学の視点も同時に取り入れてお伝えして来ております(笑)

では、前提はここ迄に致しますが、死刑制度というテーマでは、例えば犯罪の被害者のご遺族等の方々におかれましては、

 

加害者がのうのうと生きている(生きていられる)のは納得出来ないし赦せない!!!

 

などの心情を抱かれるのは至極自然で最もな事であり、そのような心情に対しても私は異を唱える気持ちも抱いておりません。
勿論、被害者たる当人におかれましても(被害直後や当初は)ご遺族等と同じ心情である事も充分に理解出来ます。

 

ところで、今回は素材として活用する訳ではございませんが、先日放映されていた『 報道特集 』(TBS)という番組でも死刑制度が取り上げられておりました。
そして、死刑制度に関しては日本では絞首刑が採用されておりますが、日本における死刑執行の際には3人が同時にボタンを押す事で絞首台の床が取り払われる仕組みとなっており、この3人の内の誰のボタンが作用したかは分からない仕組みになっております。

ただ、この番組では、ここ最近において3人の誰もが死刑執行に関与するボタンを押さない出来事が相次いで起こっており、第4人目が別の装置で床を取り払う作業を行っている事が明らかにされていました。

 

また、元裁判官の方のインタビューでは、判決を出す際には世論の動向にも当然ながら左右されるものであり、どうしても法律に照らし合わせると死刑判決を出さざるを得ない状況もありながら、一審を担当する裁判官の中には、泣きながら控訴するように(一審判決を不服として第二審で裁判をやり直すように)加害者に訴えかける方までいらっしゃるそうです。

勿論、裁判官も同じ人間ですので、自分だけは死刑判決を出したくない、あるいは、死刑執行に関与したくないなどのお気持ちがあっても然るべきものでしょう。

そして、私がここで何をお伝えしたいかと言いますと、

 

死刑制度では・・・

被害者(そのご遺族等も含め)と加害者という《 二者関係(相対立する関係) 》に留まらず・・・

死刑判決や死刑執行に関与するなどの多数の《 第三者 》も考慮に入れなければならない・・・

 

という事です。
これは刑務所内におきまして日々受刑者と接し向き合っている刑務官などの方々も当然ながら含まれてきます。