第460回:『 敢えて避けているコミュニケーションの隙間も活用してみる ~真の動機に気づけるチャンス!?~ 』
【 その他参照ワード:天皇の料理番、ラストマン、メタファー 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
TOPICSでは、
コミュニケーションで「トラブル」になりがちなのは・・・
「意見や見解の相違」である事は少なく・・・
お互いに「敢えて避けている隙間(話題)」に生じやすい!!!
との視点を幾度も伝えています!
しかし、今回の《 隙間も活用してみる 》とのテーマでは、
(自己)矛盾???
のように感じるでしょう(笑)
そこで、2つの「メタファー(物語や比喩・暗喩)」を活用しながら進めます!
そして、メタファーであるが故に、「論理的」に考えず、「感じて」下さい!
なぜなら、「理屈」に焦点を当てると、今回の内容は「理解」し辛くなるからです(笑)

【 『 天皇の料理番 』とは 】
1つ目はドラマ『 天皇の料理番 』(TBS)から、第10話「 皇居編 ~ 関東大震災と家族の決意 」の回を少し眺めますが、最初に概要を説明します!
原作は杉森 久英 氏ですが、大正・昭和時代の宮内省厨司長を勤め上げた、秋山 徳蔵 氏の人生の史実と言われます。
そして、ドラマ内での名前は秋山 篤蔵(とくぞう)ですが、
小さい頃から何をやっても長続きせず・・・
厄介者(ろくでなし)と評され続けて来た・・・
という背景があります。
しかし、一人の「料理人」と出逢い、
料理の世界に目覚める!!!
という人生に変化が訪れました!
ただ、クビになる事も多く、レストランや食堂を渡り歩きます(笑)
しかし、料理の腕が一日でも早く上がる為に、
研鑽を積む!!!
という実践に取り組んでいました!

そして、料理の武者修行の為にパリに赴き、本場のパリでも認められるシェフになりました。
すると、篤蔵の評判を耳にした宮内省から、天皇陛下の日々の料理を作る、厨司長の依頼が舞い込みました!
そして、篤蔵は悩んだ末、日本に帰国し、
天皇の料理番として精進に励む!!!
という決意をします!
ただ、篤蔵は「癇癪(かんしゃく)持ち」でした(笑)
では、メタファー(物語)に進みます!

【 すれ違う父と子 】
篤蔵の家族は、妻の俊子と3人の子ども達です。
そして、長男の名前が一太郎です。
一太郎は小学校から《 お父さん 》をテーマにした作文の宿題を出され、悩んでいました。
お父さんの仕事を《 料理人 》と綴るものの、すぐに消してしまいます、、、
一太郎が作文と格闘している折、以前に篤蔵が働いていた食堂の女将のお梅さんがやって来ました。
そして、俊子に『 お願いした話は、どうなったか? 』と尋ねますが、その話とは、
当時の篤蔵が食堂で作った料理に・・・
「宮内省御用達」のお墨付きを貰えないか???
というものでした、、、
俊子:
『 多分、(篤蔵は)ダメだと言うと思うんですよ。 お梅さんの所に宮内省御用達を出してしまうと、子ども達にバレてしまうかもしれませんし、、、 』

実は、篤蔵は一太郎に、自分の仕事は料理人と教えてはいたものの、
勤め先は明かしていなかった・・・
という状況でした。
なぜなら、当時の料理人は、
犯罪を犯した者や・・・
職が長続きしない者が・・・
最後に辿り着く場(仕事)・・・
という見方が、世間一般でされていたからです。
そして、一太郎が書き損じた作文を、俊子が見つけました、、、
その夜、篤蔵が帰宅すると、俊子はお梅さんの話を伝えるものの、篤蔵は拒否します。
そして、俊子が一太郎の書き損じた作文を篤蔵に見せた所、
『 お父さんの仕事・・・ 質屋・・・ 』
と書かれていました、、、

俊子なりに理由を考え、篤蔵に話しました。
例えば、お父さんの仕事が料理人なので、一太郎は学校でイジメられているのではなど。
そして、俊子は篤蔵に勤め先を含め、
子ども達に伝えて「良い時機」では・・・
と提案しました。
しかし、篤蔵は突っぱねます、、、
篤蔵:
『 ちゃんと教えてるやないか! 料理人やて! 料理人は料理人や、それでいいやないか。 わしがお上(天皇)の料理番やったら良くて、町場の料理人やったら恥ずかしくて書けんという事か!? 』

俊子は、子ども達が父親を尊敬する事も大切と考えていました。
故に、本当の事(天皇の料理番)を教えても良いのではと再び提案するものの、篤蔵は逆ギレして『 わしが伝える!!! 』と話します(笑)
しかし、俊子は篤蔵が「癇癪持ち」である事が、引っかかっていました、、、