数字は記号でもあり私達の言葉でもある ~「0(ゼロ)」と「無限大(∞)」から考える理想と現実~

仮に 「何かの数字」 × 0 = 6 と成り立つように仮定してみた時に・・・

この「何かの数字」を幾ら探し求めたとしても・・・

「何かの数字」 × 0 = 0 と必ずなってしまうが故に・・・

「何かの数字」 ÷ 0 = 定義不可能!!!

 

となっています(笑)

このように、《 ×(0という)掛け算 》では答えや正解は全て「0」と《 成り立つ 》にも関わらず、《 ÷(0という)割り算 》での答えや正解は《 定義不可能 》となってしまうのは、

 

数(字)は数(字)という記号でもあり・・・

それと同時に・・・

数(字)は真の意味での《 言葉 》でもあるかも!?

 

と感じませんでしょうか!?(笑)
繰り返しになりますが最初の番組では『 1ダースが12(個)とされたのは・・・古代では食糧などを皆で平等に分かち合い・・・食糧争いに陥るのを防ぐ為という・・・平和を実現する人間の《 思い(想い) 》が込められているから!!! 』と紹介致しましたが、

 

《 分かち合いに役立つ割り算 》では「0」が介入すると様相が一変し・・・

その様相を表現する数(字)が存在せず・・・

故に《 言葉 》での定義付けを採用せざるを得ない!!!

 

となりますが、このTOPICSで繰り返し多用してお伝えしております、

 

(過度な)二者択一に陥らない・・・

そして・・・

逆もまた真なり・・・

 

の《 真意 》も併せて感じてみて下さい(笑)

では、番組に視点を戻しますが、このような現象はいわゆる《 パラドックス(逆説、背理、逆理など) 》と言われるものですが、「0」の誕生以前にこの問題を考察したのが紀元前5世紀のギリシャの哲学者ゼノンでした。

そこでのゼノンの考察は次のようなものでした!

、、、《 より一層 》頭がこんがらがるかもしれませんが(笑)

例えばアーチェリーで矢を放つと的に当たりますが、ここでゼノンは矢を次のように捉えます、、、

 

飛んでいる矢で・・・

飛んでいく中の《 一瞬だけを見れば 》・・・

矢は止まっている(と言える)・・・

 

つまり、

 

矢が動いているというのは・・・

矢が止まっている《 瞬間の連続 》であるとすると・・・

矢は動いていないのと同じでは!?

 

と考察し、つまり、

 

動く事は不可能であり・・・

止まっている瞬間はあるが・・・

動いている瞬間は無い(と言える)・・・

 

とゼノンは結論付けました。
ちなみに、《 今では 》量子力学におけるパラレルワールド(並行現実)や時間と空間の概念でも、ほぼ同様の説が唱えられています(笑)

そして、これも皆さんも小学生の時に習ったはず!?の、

 

移動距離 ÷ 時間の長さ = 速度

 

との公式がありますが、ここにゼノンの考察を当てはめると、

 

移動距離 ÷ 0となり・・・

やはり(先程と同様に)速度も定義不可能!!!

 

となります(笑)

そして、この辺りから、もう一つのテーマでもある《 無限大(∞) 》に繋がって重なっていきます!