「情報」で繋がって重なっている免疫(細胞)と量子 ~今さら聞けない!?免疫の仕組みも~

それは《 状態の共存 》というものです。
例えば、箱に一つのボールが入っているのをイメージし、箱を揺らした後に、箱の真ん中についたて(仕切り板)を挿入します。
すると通常はボールは箱の右側か左側かのどちらかに存在すると考える事でしょう(笑)
それについて、この書籍では以下のように説明されています。

 

『 量子論によると、ボール(* 原文では「電子」として記載されております)は左右両方に同時に存在しています。
  「一つの物体は、同じ時刻に複数の場所には存在できない」、これが常識的な考えですが、ミクロな世界ではこの考えが通用しません。
  一つの物体は同じ時刻に複数の場所に存在できるのです!
  (ただし「同時に存在する」という表現には注意が必要です。ボール(* 原文では「電子」として記載されております)が複数に増えるわけではありません。 』

 

とのものですが、早くも頭がクラクラしてきましたか???(笑)
では、これと「繋がって」「重なって」くる特徴に《 量子もつれ 》というのがあります。
この特徴をアインシュタインは“不気味な遠隔作用”と呼んでいたそうです、、、

 

では、その量子もつれという特徴ですが、今、あなたは鉛筆を握っているとイメージします。
その鉛筆(物質)からクルクル回転している(自転している)二つの電子なるものが放出されます(なお、電子を知らなくても大丈夫ですし、電子を先ほどのボールとイメージしても大丈夫です!)。

一方の電子はあなたのすぐ目の前に放出されましたが、あなたはまだそれに気づいていません(観測出来ていない)
他方の電子はあなたの預かり知らぬ、どこか遠い場所に放出されてしまいましたが、あなたはそれにも気づいていません(観測出来ていない)

この時点での、それぞれの二つの電子は、各々において右回りでもあり、左回りでもある、どちらにも回転(自転)している状態が共存している状態です。
つまり、放たれた二つの電子(2個のボール)は、あなたがどちらにも気づいていない(観測出来ていない)時点では、どちらもそれぞれのボールは右にも左にも回転しているという、あり得ない状態!?となっています(笑)

 

と、ここであなたは目の前に右回転しているボールがある事に気づきました(観測出来ました)!
すると瞬時に、どこか遠い場所に放出されたボールは左回転をし始めます!
そして、仮にあなたが気づいた(観測した)ボールが左回転をしていれば、他方のボールは右回転をし始めます(笑)
この現象について書籍では次のように解説されております。

 

『 アインシュタインらは、十分にはなれたものに、時間差なしで「瞬時」に影響が伝わるなどありえないと考えました。
  特殊相対性理論によれば、光よりも速いものは存在しないからです。
  この遠くはなれた二つのボール(* 原文では「粒子」として記載されております)の一方を観測すると、両方の状態が瞬時に決まる奇妙な現象を、アインシュタインは「不気味な遠隔作用」とよびました。

  (中略)

  アインシュタインが不気味な遠隔作用とみなした現象が、実際に存在することが実験的に証明されました。
  またそれは、瞬時に影響が遠方に伝わっているのではなく、二つのボール(* 原文では「電子」として記載されております)の状態がセットで決まっており(「もつれて」おり)、個別には決められないからでもあることもわかりました。 』

 

ここは少々難しいかもしれませんね!
そこで、ここは私なりの表現で説明してみます!