「情報」で繋がって重なっている免疫(細胞)と量子 ~今さら聞けない!?免疫の仕組みも~

私達の体の中で「情報」を受け取ったウイルスの記憶を保持したまま待機し続けています。
つまり、また同じウイルスが侵入しようとして来たら、即座に動けるように常に準備をしているという事です。
これが《 獲得免疫 》と呼ばれているものです!

 

そして、山中 氏によると、人体には40種類以上の免疫細胞が存在しており、それぞれが違う役割を担う「免疫ネットワーク」を持っている、との事です。
ちなみに、これもニュースでご覧になった方も多いかもしれませんが、このような免疫(ネットワーク)が暴走してしまうケースが「サイトカインストーム」と呼ばれているものであり、これが起こると血栓等も出来やすくなると言われておりますが、他にはリュウマチなどの病気は「自己免疫疾患」に分類されるものもあります。

免疫(細胞)の仕組みについては如何でしたでしょうか???
難しかったでしょうか???
知っていようとも知らなくとも、私達の体はちゃんと働いてくれております!

 

では、もう一つの「量子」に移ります!
量子(量子力学・量子物理学)に関してはこれ迄のTOPICSにおきましても幾度かご紹介もしておりますが、馴染みの無い方におかれましては、これも少々難解に感じる面もあるかもしれません(ちなみに、量子に言及している複数あるTOPICSの内の一つとして2018年5月12日の第201回目のTOPICS『 気軽な量子論 ~意識の変容のオマケ~ 』なども参考になるかもしれません)。

故に、量子に関するほんの概要と、今回のテーマに沿った特徴を出来るだけ分かりやすく(繋げて重ねて)お伝えしてみますが、この分野に関しても私は素人でありますので、ここではNewton別冊『 量子論のすべて 常識を覆すミクロの世界の物理学 改訂第2版 』((株)ニュートンプレス)から著作権法上の引用(抜粋を含む)を「代弁」として活用して参ります!

ちなみに、量子(クオンタム)とは《 一つ二つと数えられる小さなかたまり 》という意味であり、肉眼では見えませんが、れっきとした物質であり、先ほどの細胞の大きさは0.01㎜程度の世界であるのに対し、量子では1,000万分の1㎜程度以下の世界になります(笑)

 

では、進めて参りますが、やはりこのような分野に苦手意識などを感じる方は、この書籍の冒頭における『 はじめに 』の箇所を最初にご紹介致しますので、この点だけでも何とな~く受け取って頂ければ、それで大丈夫です!

 

『 20世紀初頭までの世界観をくつがえした、二つの理論があります。
  時間と空間の理論である「相対性理論」、そして「量子論(量子力学)」です。
  この二つの理論が、「現代物理学において、最も重要で、最も基礎となっている理論」といっても過言ではありません。

  アインシュタインの相対性理論があまりにも有名なので、その陰に隠れがちですが、コンピューターをはじめとする現代のテクノロジーの土台になっているという点においては、量子論に勝る理論はないでしょう。

  量子論は、物質を小さく分割していくとあらわれる原子や電子、光といった“自然界の主役”の正体にせまる理論です。
  量子論はまた、アインシュタインでさえ生涯悩みぬいたといわれる、実に不思議な要素を含む理論でもあります。
  「物の存在」について、それまでの常識をくつがえしてしまったのです。
  本書で量子論にはじめてふれて、衝撃を受ける方も多いのではないでしょうか。 』

 

と、このように書かれています。
つまり、私達が日常的に活用しているスマフォやパソコンやテレビなどの電子機器類も量子論が元になって開発されてきましたし、先ほどは『 “自然界の主役” 』との言葉も出て来ましたが、(特に現代においては)私達は量子とは「離れたくとも離れられない」生活を日々送っており、その「離れたくとも離れられない」というのは私達の身体(物質)も同様に当てはまります。

 

では、数多くある量子の特徴の中から、今回のテーマに沿ったものを幾つかご紹介致します!