親子や家庭(夫婦なども含め)でのお悩みの源にあるもの ~宗教2世とドラゴン桜から~

教団はおろか・・・

母親(他の親達も含め)さえも・・・

「真の動機」が間違っている・・・

 

という点が最大のポイントです!!!

では、続けて参りますが、19歳になった坂根さんは以前にも増して宗教活動(布教や勧誘活動)に励んでいきました。
なぜなら、教団のエリートになる事が目標でもあり、何より母親に喜ばれたいという一心があったからだそうです。
その後、教団関係の会社に就職し、21歳の時に同じ教団の信者と結婚し、このような娘の姿を見て母親はとても喜んでいたそうです。
しかし、夫のDVで4年で離婚する事になり法律上では離婚は成立しましたが、教団からは離婚は神の元では認められないと言われ、同じ信者仲間からも距離を取られ疎まれるようになっていきました。

 

そして今度は別の信者と再婚した所、教団からは重婚(勿論、法律上は重婚状態ではありません)という神に対する大きな罪を犯したという事で裁きを受け除名(追放)されました。
そして、この再婚相手からも同様にDVを受け別居状態になっていきました、、、

このように絶望して死にたいという思いにも駆られていた坂根さんが救いを求めたのが、、、またしても同じ教団でした、、、

しかし、除名者と関わりを持つ事を禁じられているので、これまでの信者仲間はおろか、母親からも無視され続けていき、その状態を4年半続けたそうです。
その事について、

坂根さん:
『 母とか姉も幾ら決まりがある事とは言え、こんなに冷たくなれるものかなぁって、突然そういう人間関係から切り離された時に、ものすごい孤独を感じて、寝ている時にうなされて、泣き叫びながら起きるとか、私、今、おかしいんだなぁって思いました。
  発狂寸前というか、、、 』

 

その後の坂根さんは体の全身に重度のアトピー性皮膚炎が現れ、栄養失調も伴い入院生活を送る事を余儀なくされました。
これらは、もうお分かりかと思われますが「心と体は繋がっている(重なっている)」という視点も含まれてきます、、、

と、ここで補足と致しまして、次の2点に関しての坂根さんのコメントをご紹介致します。
まず一つ目が同じ教団の信者との結婚に関して、

坂根さん:
『 好きって感情が元々子ども時代から抑え込まれてるので、人間関係でも相手を好きかどうか分からないけれど、すごく強く言われると流されてしまう 』

 

二つ目は除名された後も同じ教団に通った事に関して、

坂根さん:
『 母と姉と友達がいて、そこしか居場所がないから、どういう風に(教団以外の外に)居場所を作っていいかっていうのが、作った事がないので子ども時代から、もう、そんな、1年ぐらい通えば復帰が認められるんじゃないかとか当初思ってたので、元の場所に戻ろうっていう意識の方が強かったと思います。
  全てがその中(教団内)にあった 』

 

これらがいわゆる「洗脳・マインドコントロール」と言われる状態です、、、
つまり、一切の「理性」が働かない状態です、、、
ちなみに、「理性」が働いていないという事は「感情」が働いているのでは?とのご質問も出てくる事かと思われますのと、坂根さんのここ迄のご発言の中で、『 感情っていう、何かこういうものを失って 』や『 好きって感情が元々子ども時代から抑え込まれてるので 』などもございましたが、それらと矛盾するのでは?などのご意見もあり得ますので、あくまで私の捉え方ですが、「感情」が無い(働いていない)のではなく、全てが怖れなどの「感情」に支配されてしまっているが故に、「感情」に「気づけていない状態」であった事と推測しております、、、

話を戻しますが、このように入院生活を余儀なくされた坂根さんですが、その時の担当の医師の言葉で救われたそうです。
それが、、、