親子や家庭(夫婦なども含め)でのお悩みの源にあるもの ~宗教2世とドラゴン桜から~

「中庸」で良い・・・

「ほどほど」で良い・・・

 

との趣旨の言葉だったそうです。
これらも、このTOPICSで今までもお伝えしております「過ぎたるは猶及ばざるが如し」「帯に短したすきに長し」「塩梅」「さじ加減」「腹八分目」「君子の交わりは淡きこと水の如し」などの言葉にも同様に見て取れます。
そして、これらの言葉の全ては「丁寧(な姿勢など)」とは「矛盾」しない事も、、、

 

その後リハビリなども経て退院を迎える事になりましたが、退院後に同じく入院していた患者さん仲間から坂根さんに飲み会の誘いがありました。
しかし、その日は教団の集会の日と重なっておりました。
坂根さんは悩んだ末に飲み会に行く事を選択・決断し、これが大きな転機になったと坂根さんは次のように振り返っておられました。

坂根さん:
『 自分の気持ちにウソをつかない選択というのが出来たなぁっていう感覚はありましたね。
  どっちか迷った時に正しい方じゃなくて楽しい方みたいな。
  楽しい事を選んでもいいのかなぁって気づきにはなりましたね。 』

 

そして、母親の方では子育てに失敗したと悩み、うつ病で入院し度々自殺までもほのめかす状態になっていったそうです。
そして、その後の坂根さんは社会に出るようになっていきましたが、パワハラやセクハラも受け、社会の理不尽さに心が折れたそうですが、その時、自分と母親のこれまでの境遇や孤独などの感情を「重ねて」みたそうです。
そして、この「重なり(共通点)」を見つけ出す事が出来た事で、

 

母親を赦す事が出来た・・・

 

と、その赦す事が出来た事により、今の作家というお仕事に歩み出せるようにもなったそうです。
そして、母親は今も教団に所属している為に逢うことも出来ないそうですが、坂根さんはお手紙やお花などを贈り、その機会を活用して母親への感謝を伝え続ける事を大切にしているとの事です、、、

おそらく坂根さんは母親を「赦す」事によって、、、「共依存」から抜け出す事が出来、、、「自立・自律」への道を進み始めた、、、と私個人としては捉えております、、、
そして、この番組の最後に、坂根さんは次のように総括をされておりました。

坂根さん:
『 親に植え付けられた正しい道が全てではなくて、自分の思う楽しい道に素直に、気持ちに正直に進んで行く、そういう風にしていけばこんなに生きやすいんだなぁっていう、日々の自分との対話で自分にウソをつかない事が大事なのかなぁと思っています。 』

 

では、この番組からのご紹介はここで終了です!
色々なご感想やご意見等がある事でしょう、、、

では、ここからは出来る限りシンプルに締め括りに向かって参りますが、これらは宗教等での親子や家庭内の出来事(悩みなど)に留まらず、夫婦という間柄でも然り、また夫婦間においてはある意味では親が増えるという事にもなりますし、LGBTなどの方々のお悩みも同様に、あらゆる面に「繋がって」「重なって」くるものです。
なお、様々なご事情等で親とは疎遠になっている、また、親の顔を知らない、親に棄てられたなどの方々もいらっしゃる事でしょうし、そのような場合は「身近な人」に当てはめても大丈夫です。
そこで、まず、

 

子どもには子どもの人生があり・・・

親には親の人生がある・・・

 

と、とてもシンプルなものですが、この点を忘れている、見失っている事が「源」に存在しております。
そして、