感情への寄り添い方 ~ヒプノの技法とアンガーマネジメントも含め~

そして、先ほどのヒプノの技法では、

 

何度も何度も《 手放したい感情 》を「繰り返し繰り返し」穴に埋め続ける事により・・・

「変化」が加速されていき(潜在意識に定着していき)・・・

その「変化」に「気づいた」時に・・・

「あなた」に「しなやかさ」がもたらされる!!!

 

という効果を生み出していきます。
そして、《 手放したい感情 》を埋めるという事と「矛盾」して聞こえるかもしれませんが、

 

喜怒哀楽はなくす事が出来ないし・・・

喜怒哀楽はなくす必要性がない・・・

 

という面に次第に気づき始めていきます。
そして、一番のポイントとなるもの、それが、

 

「感情」には「別の顔」がある!!!

 

という事です。
では、喜怒哀楽をケースとして、少しだけその一例を見て行きます!

 

○ 「喜び」の「別の顔」には、、、時には「嫉妬」も含まれてくる

○ 「怒り」の「別の顔」には、、、時には「集中力」も含まれてくる

○ 「哀しみ」の「別の顔」には、、、時には「愛情(や情熱)」も含まれてくる

○ 「楽しさ」の「別の顔」には、、、時には「罪悪感」も含まれてくる

 

とのものです。

例えば、「喜び」における「嫉妬」とは、《 他人の不幸は蜜の味 》との言葉もあるように、他人の失敗を願い、それがその通りになった時に、本来は「嫉妬」が「源」であるにも関わらず「喜び」として感じてしまうケースもあります。
これが昂じていくと《 ミイラ取りがミイラになる 》という出来事に繋がりやすくなりますのでお気を付け下さい!

 

例えば、「怒り」における「集中力」とは、「怒り」にはもの凄いエネルギーが必要になりますが、「怒り」で《 我を忘れている 》時には、無意識かつ自然と「怒り」の矛先に意識を当て続けている事が出来ている事の証ともなります。
つまり、それだけの「集中力」を保てる程の「エネルギー」を所有している面に、「気づき」という光を当てる事により、そのパワーを他の何かに振り向ける事が可能になっていきます!

 

例えば、「哀しみ」における「愛情(や情熱)」とは、「哀しみ」が深い程に、誰かや何かに愛情(や情熱)を注げる事が出来ていた証ともなり、その「熱量」をその先の誰かや何かに、これまで以上に注げる証となっていきます!

例えば、「楽しさ」における「罪悪感」とは、時間を忘れて何かに没頭してしまい、本来やるはずの事を疎かにしてしまった、あるいは、ついつい不要な物まで衝動買いをしてしまったなどの、「反省」として活用していく事が出来ます!

勿論、これらはあくまで一例ですので、人それぞれにより「他の別の顔」も存在しておりますので(笑)
そして、このような事から、先ほどの『 「行動」のコントロール③ 』でも出て来ましたように、

 

「(一つの)感情」には「別の顔」もある事を知ると・・・

「(一つの)感情」の中における「選択肢」を増やす事が可能になり・・・

「錯覚」という落とし穴に陥る事を回避出来る!!!

 

との流れにも繋がっていきます。