感情への寄り添い方 ~ヒプノの技法とアンガーマネジメントも含め~

そこで、まず、「怒り」に対するヒプノの技法も様々とあり、ヒプノ以外にも対処法などは様々とあります。
そこには、「自分」に合っている(やりやすそうな)方法もあれば、「自分」には合わない(やりづらそうな)方法なども勿論含まれてきます。

 

そこで、ここから私がご紹介するヒプノの技法の一つですが、これは暗示療法で活用するスクリプト(暗示文)を簡潔にしたものですが、自己暗示などで活用するように、以下の文章を暗記する必要性も全くありませんし、「イメージ」するだけで効果も出て参りますし、「怒り」以外の「様々な感情」にも活用出来ますし、何より「イメージ」を活用する事により、一度試してしまえば、やり方を忘れる事も(ほぼ)ないかと思われます(笑)
では、以下、ご紹介して参ります!

 

『 では、 こうイメージしてみてください。
  あなたは今、とても素晴らしい浜辺を歩いてきて、綺麗な砂浜に座っています。
  海からの優しい風があなたをリラックスさせ、太陽からの温かい光が、あなたを優しく包んでいます。

 

  あなたが《 手放したい感情(例:怒りなど) 》と感じている事柄について考えてみてください。
  そのあなたの《 手放したい感情 》には形があって、今あなたの手の平にその《 手放したい感情 》が乗っているとイメージしてください。
  そして、その形や色や大きさなどを眺めてみましょう。

 

  他にもあなたが《 手放したい感情 》と思っていることを考えます。
  そして、それを同じように形にしてみてください。
  その《 手放したい感情 》と思う形は、3つか4つになるかもしれません。
  それを積み重ねてください。
  もしかしたら、今度はもう両手で抱えなければならない程の大きさになっているかもしれません。

 

  今度は、穴を掘ってください。
  あなたの両手にある《 手放したい感情 》が入るだけの幅と深さがある穴にしてください。
  その穴が完成したら、両手にある《 手放したい感情 》を穴の中に入れてください。
  そして、その穴を砂で埋めているとイメ-ジしてください。

  埋め終わったら、その上に立ってみましょう。
  あなたは自分の《 手放したい感情 》が全てこの穴の下に埋められているという事に気づきます。
  そして、波があなたの足を洗ってくれます。

 

  波が引いたとき、砂の表面は滑らかになります。
  あなたは埋めた《 手放したい感情 》の穴の場所が分かりません
  そして、あなたはそこから遠ざかっていくにつれ、気分がだんだんと軽くなっていきます。
  《 手放したい感情 》の全ては、あの砂浜のどこかに埋められています。

 

  さあ、あなたの気分が良くなる所まで、砂浜を歩いていきましょう! 』

 

では、ご紹介はここで終了です!
ポイントは「上手くやろうとしない事!!!」それだけです(笑)
また、もし海が怖いなどの方におかれましては、山をイメージし、そのどこかに埋めて、山中を気持ちよく散歩するイメージでも大丈夫です!

では、ヒプノの技法をお伝えした所で、少しだけ私達の意識の仕組みを交えて視点を展開させてみます!