感情への寄り添い方 ~ヒプノの技法とアンガーマネジメントも含め~

まず、「衝動」のコントロールでは「6秒ルール」というものがあり、これは、

 

「怒り」を感じた時から・・・

「理性」が働くまで・・・

「6秒(間)」待つこと!

 

とのものです。
そして、この「6秒ルール」に関しては、この番組において脳科学者の柿木 隆介 氏の説も紹介されておりました。
そして、この柿木 氏も、

 

(人間が)「怒る」のは当たり前を前提とする

 

と述べておりました。
そして、脳科学の観点から、

 

「怒り」により本能的な感情・行動を司る大脳辺縁系が活性化され・・・

その後に理性的な判断・思考を司る前頭葉(大脳新皮質)に情報が伝わり・・・

そして・・・

大脳辺縁系から前頭葉(大脳新皮質)に情報が伝わるのに「3~5秒」かかり・・・

その後に前頭葉(大脳新皮質)がその情報を捉え制御しようと働き出すのに「1~2秒」かかる・・・

 

との点から、脳科学的にも説明出来ると解説されておりました。
ちなみに、私はこのTOPICSにおきまして《 意識は脳に依存しない 》との点もお伝えしておりますが(例えば、2014年9月10日の第13回目のTOPICS『 臨死体験&前世療法≒個人的体験 』など)、私達は「肉体(体)」を持った存在であり、自らを表現するには「肉体(体)」が必要であり、その「肉体(体)」の一部として「脳」を活用するのは自然な事であり、これは「矛盾」する視点ではありませんので(笑)

そして、このように「6秒(間)」待った後にするのが「思考」のコントロールになり、ここでは、『 許せる 』・『 まあ許せる 』・『 許せない 』の3つの中で、

 

「せめて○○だったら許せる(かも)」という・・・

『 まあ許せる 』の範囲を広げていく!

 

のが効果的になると説明されておりました。
そして、3つ目の「行動」のコントロールに関しては、次の4つの点に留意する事が役立つと仰っておりました。

 

① 重要であり変えられる事 → すぐに取り組む

② 重要ではないが変えられる事 → 余力(余裕)がある時に取り組む

③ 重要であるが変えられない事 → 「変えられない」を「受け入れ」、今、出来そうな「選択肢」を考える(増やす)

④ 重要ではないし変えられない事 → 放っておく・関わらない

 

このように「怒り」を感じた後の「行動」を「分類(や整理)」する事が役立つとの視点ですが、③の例では車の渋滞なども当てはまりますし、④の例では公共の場での(他の人の)マナーなども挙げられます。

 

では、前半のアンガーマネジメントのご紹介はここ迄に致しまして、中盤のヒプノの技法に入って参ります!