「やってる感」と「やった感」の違い!? ~私の受験体験から(笑)~

まず、予備校においては学力別に振り分ける為の試験が行われ、それぞれのクラスに所属が決まりました。
その頃、このクラスは本科生と呼ばれていましたが、この本科生の授業が行われるのは、午前から夕方迄であり、それ以降は希望(講習代は別途必要)に応じて好きな授業を選ぶ事が出来ました。

そして、当時の予備校環境というのは、私世代はベビーブームに生まれている事もあり、受験生の人数も膨大で、人気講師はドンドン受験雑誌を出版し飛ぶように売れ、テレビなどへの出演も多々あった時代です。
そして、こう言っては大変失礼ですが、本科生の授業では人気講師が担当する事は少なく、正直言って、とても退屈と感じる授業もありました。
それで、自習と称して、勝手に退屈な授業を抜け出す事も多々してました(苦笑)
勿論、これらも「自分(勝手)」からの「選択と決断」であるので、講師の方々が悪い訳では決してありません!

そのように、夕方からの授業に重点を置こうとの浅はかな考えの元で進んで行きましたが、人気講師の授業を受けていても、ただ出席している事に意義を感じているだけで、結局の所、「勉強している(した)気」になっていただけでした、、、

 

一方の下宿生活では、東京での初めての生活でもあり、下宿生活と言えども食事が出てくるだけで、その他は全て自分で行う必要があり、これも初めての一人暮らし的な気分でした。

その下宿には20人ほど在籍してましたが、部屋が隣などで3~4人ほど仲良くなり、毎日一緒に銭湯に行ったりご飯を食べたり、また、時はお相撲の若貴ブームで、その相撲部屋が近くにあった事などで優勝時には一緒にパレードを見に行ったり、時にはカラオケに行ったり、そして、秋の深まる頃に行われる野球の日本シリーズを部屋のテレビで一緒に観たりなどしていました。
秋の深まる頃と言えば、受験の追い込みシーズンであるにも関わらず、、、

 

そして、当初の予備校での成績は、自分では前年の妙な自信(補欠合格)!?も相まって、そこそこであろうと勝手に思いながら、夏頃まで過ごしていました。
なお、「そこそこ」と言っても、今、「冷静」に振り返ってみると、中の下(ちゅうのげ)です(苦笑)

そして、この夏頃までは浪人生の方が成績が比較的高い傾向にあるのですが、現役生の社会などの暗記科目がまだ途中である事がその理由であり、先ほどの秋も深まり冬が到来する頃には、現役生の「勢い」が増してくる事から、あっという間に「横並び」になってしまいました。
しかし、当時の私は、それにすら「気づけて」いませんでした、、、

 

このような過程(経験と時間)を経ている事から、この1浪目には10校前後受験しましたが、見事に全滅!!!でした(苦笑)
そして、その最大の原因(理由)が、

 

「当時」の私は・・・

(勉強を)「やってる感」だけであり・・・

「中身(行動)」が伴っていないので・・・

当然ながら「結果」にも「反映」されない・・・

 

とのものです(苦笑)

そして、これは余談中のザ・余談ですが、この1浪目の時はお盆と正月にも帰省をしていました。
その12月31日(大晦日)に模擬試験があったのですが、その模試を終え、受験会場からそのまま東京駅へ向かい、東北新幹線に乗りました。
当時は東北新幹線は盛岡(岩手県)までしか走行しておりませんでしたので、盛岡で最終の青森行きの在来線へ乗り換え出発しました。

すると、電車が急停車をしました!
それから再発車するでもなく時間が経過していた折、人が電車に飛び込んだ、との社内アナウンスがありました。
そして、その後も時間が経過し、今度は警察や消防の方々が、飛び込んだ人の腕を探しており、見つかり次第出発する、とのアナウンスがありました。

今でこそ様々な視点で、電車に飛び込んだ人の思いなどに馳せる事は出来ますが、「当時の私」は、急いでるのに、ただただ、迷惑!気持ち悪い!との思いを抱いておりました(苦笑)

 

では、話を元に戻しまして、この1浪目の「経験」と「時間」から、私の「お尻に火がつき」2浪目の生活へと「舵を切る」事となります!