悪魔祓いとエクソソーム ~ヒプノの実例も含め~:心と体の繋がりと重なり

勿論、2005年以前の、かなりの長い期間においても、教会でエクソシストとして活動していた方々は多数おります。
そして、この講座はバチカンが運営するレジーナ・アポストロールム大学で行われています。
2017年の講座には、世界42カ国から350人が集まったそうです。

 

では、ここで、この番組で紹介されていた、悪魔祓いの儀式に関する雑学を少しだけご紹介してみます。

この悪魔祓いの儀式は、司教区の司教に任命された司祭のみが執り行う事ができ、その方法は1614年に発布された「ローマ典礼書」という書物に基づいて行われ、如何なるエクソシストであろうと、個人で勝手に方法などを改変したりアレンジする事は許されていないそうです。
そして、この儀式の際に用いられる3種の神器?のようなものが、

 

① 十字架
② アスペリトール(聖水を振りかける為の道具)
③ 紫色のストラ(司祭が典礼の際に首から掛ける帯)

 

だそうです。
別に、覚えたり暗記する必要性は全くありませんので(笑)
ちなみに、各宗派によっても違いますが、現在の日本の仏教でも、袈裟(けさ)と呼ばれる法衣(ほうえ)の「紫色」は上位の僧の方が身に付ける事が多いそうですが、何か共通???している面もあるのですかね?(笑)

 

では、話を戻して参りますが、このエクソシスト養成講座は、合計6日間で行われ、その内容は、悪魔祓いの方法のみならず、精神医学、法学、社会学、民俗学、神学など多岐に渡り、講師も司祭のみならず、精神科医や警察署長や弁護士などが招かれているとの事です。
では、この番組で紹介されていた、その講座内容の一端をご紹介致します。

 

《 医学的かつ精神学的な観点 》
〇 メンタル操作の精神学
〇 精神状態の不調と宗教関連の不調との違いの審査

 

《 法学かつ犯罪的な観点 》
〇 警察の動き:オカルトや悪魔主義関連の犯罪の場合
〇 エクソシストを守る:その法学についての論述
〇 メンタル操作とオカルトにおける犯罪:司法官の働き

 

などだそうです。
そして、この講座に参加した方が、講座を受けようと思った理由について、次のように述べておりました。

 

『 異常行動などの人を多く見てきて、それが、悪魔によるものなのか?病気によるものなのか?などの見極めを知りたくて 』

 

と。
そして、前近代的な時代においては、教会のみで活動が行われてきたエクソシズムという儀式が、このような内容の講座を開設するにまで至った経緯の中に、ある一つの出来事(事件)が起こっていました。
それが、