第281回:『 急がば回れ・・・誰にでも可能な「丁寧」という視点 』
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です!
ところで、「急がば回れ・・・誰にでも可能な「丁寧」という視点」とのテーマをお届け致しますが、今回は久々に、私の好きな漫画本「美味しんぼ」(作:雁屋 哲 画:花咲 アキラ 小学館)からのエピソードにご登場頂きます(笑)
そこで、今更ながらですが、この「美味しんぼ」は主人公である山岡士郎と、その父たる海原雄山との確執(対立)の模様を、料理を素材としながら紡ぎ出されていくストーリー(物語)です。
そして、今回は、漫画本「美味しんぼ」第5巻の第8話「もてなしの心」のストーリーを交えて進めて参りますが、このエピソードは、山岡士郎が仕事でもある究極のメニュー作りに本腰を入れるようになったキッカケともなっています。
そして、そこから導き出される「丁寧」というテーマと、その「丁寧」がどのような波及効果をもたらしていくのか?という私なりの視点が今回の趣旨ともなっています!
では、今から進めて参りますが、「美味しんぼ」をご覧になった事がない方などにおかれましては、セリフ仕立てを活用して参りますので、想像力で好きな俳優さんなどを当てはめて読み進めてみるのも面白いかもしれません(笑)
海原雄山の師匠である陶芸家の唐山陶人が若い女性と再婚する運びとなり、その披露宴が催される事となりました。
その披露宴には、弟子たる海原雄山は元より、唐山陶人が孫同然に可愛がっている山岡士郎も出席していました。
そして、唐山陶人の所で、窯たきとして働いている、本村という人物も出席していました。
その披露宴の最中に、唐山陶人が山岡士郎に、再婚する妻が若いが故に、その妻に「料理の基本」を教えてやって欲しいと頼み事をしました。
そして、ここから、その話を傍らで聞いていた海原雄山と山岡士郎のバトルが展開されていきます(笑)
山岡士郎:
『 はあ、、、基本と言えば、まぁ、飯の炊き方と味噌汁の作り方ですか。 』
海原雄山:
『 ふふふ、この男に美味い飯が炊けるのかね? 』
山岡士郎:
『 何!? 』
海原雄山:
『 唐山先生、この男を買いかぶってはいけませんよ。
本当に美味い飯を炊き、本当に美味い味噌汁を作るのは、至難の技だ。
この男に、そんな事が出来るはずがない。 』
山岡士郎:
『 馬鹿な!
飯と味噌汁は日本料理の基本だ。
そんな簡単な事が出来ないとは、下らぬ言いがかりも休み休み言え! 』
海原雄山:
『 ほう、、、
簡単な事とぬかしたな。
今の一言でお前が、本当に美味い飯と味噌汁を作れぬ事がはっきりした。 』
山岡士郎:
『 飯を上手に炊くのが難しい事は、承知してるよ!
手の込んだ料理に比べて簡単だと、言っているだけだ! 』
海原雄山:
『 語れば語るほど、自らの愚かさをさらけ出しおるわ。
手の込んだ料理より簡単だと!? 』
このような、ひょんな流れで、海原雄山と山岡士郎が対決する事となり、その判定を唐山陶人が務める事となっていきました!