1片のセロテープ
でした。
つまり、扉が勝手に開き過ぎないようにする為に、かつ、世界一正確な時計を冷やす事を実現出来たのは、扉と部屋の隙間を一定に保つ為に、セロテープを貼り付けるという、
「原始的」かつ「シンプル」な方法
でした。
このような様々な局面を乗り越えて、世界6ケ所、計8台の電波望遠鏡を活用した観測は終了し、その観測データは「1ケ所」に集められ、
最終的に・・・
「スーパーコンピューター」で・・・
「統合」されて・・・
いきました。
しかし、これで「終了」ではありません(笑)
ここからが「本当の目的」であり、それは、
(目には見えない)集められたデータを・・・
「見える」画像として・・・
「描く」こと・・・
です。
しかし、いよいよデータを画像処理していく事になりますが、集められたデータだけでは「全体」を描く事は出来ず、「一部」しか表現が出来ません。
そこで、幾つかのチームに「別れて」、それぞれが「案」を持ち寄り、「補正」を行っていきます。
そして、その中の一つのチームのメンバーである本間希樹 氏が行ったのが、《スパ-スモデリング》というものでした。
これは、
「限られた」データを元に・・・
「足りない」情報を数学的に「補って」・・・
画像を作り出す手法・・・
です。
そして、
私達の「脳」も・・・
瞬間瞬間「補正」を行いながら・・・
私達は「現実」というものを・・・
「認識」出来ている・・・
という意味では同じになります(笑)
このような幾多の「課題」をクリアーして、2019年4月10日に、「晴れて」M87銀河のブラックホールの画像が史上初の直接観測!として発表されるに至りました。
そして、この画像からは、アインシュタインが予想していた通り、