評価し評価される事の難しさ ~ノルウェーの世界一豪華な刑務所から考える~

第444回:『 評価し評価される事の難しさ ~ノルウェーの世界一豪華な刑務所から考える~ 』
【 参照キーワード:多様性、裁くとは、ノルウェーの世界一豪華な刑務所、再犯防止、修復的司法 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です!

今回は「評価し評価される事の難しさ ~ノルウェーの世界一豪華な刑務所から考える~」とのテーマをお届けして参りますが、瀬川にしては至極真っ当なテーマ!?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね(笑)
そして、今回は444回目というゾロ目の回でもありますが、もしかしたら初の展開!?かもしれません(笑)

そこで、継続してTOPICSをお読み頂いている方の中には、もしかしたらうっすらと記憶に残っている方もいらっしゃるかもしれませんが、2021年7月3日の第363回目のTOPICSでは『 所変われば品変わる ~刑務所から考える多様性~ 』というテーマをお届けしておりました。

では、御覧になっていない方もいらっしゃるでしょうし、忘れている方もいらっしゃる事と思いますので、当該TOPICSから整理の上、少しだけその時の概要とポイントを最初にご紹介してみます!

 

まず、その回のTOPICSの冒頭において趣旨を含め「多様性」が叫ばれている中で、それをどうやって実現していくのかを眺めた時について次の事をお伝えしておりました。

 

最近の世の中や社会では「考える」という事をしなくなってきている傾向が見受けられ・・・

これが「考える」事は難しい事だ!などのように意識に「反映」されていき・・・

難しいと感じるが故に、次第に「考える」事が面倒くさくなっていき・・・

終いには「考える」事を放棄し「無関心(無気力)」になりつつある・・・

 

と。
ここで余談ですがコロナにおきましても現在はマスク着用の有無の判断を示して欲しいとの声も多数ある模様です。
日本では法的にもマスクの着用は義務ではなく、あくまでお願いや推奨ベースのものです。

そして、マスク着用の有無の判断を多くの人が《 他人任せ 》にしてしまっているのが現状の日本(国民)の有様です。
自らで「知り(調べる)」そして「考える」事を既にしなくなっている(出来なくなってしまっている)現れのように私個人としては感じます。

それと同時に「知り」そして「考える」為の《 必要な情報 》が提供されておらず、しかもアップデートも検証もされない状態のままで来てしまっているのも、とても由々しき大きな問題であり、他人任せにしてしまう要因の一つでもあります。

 

では、話を本筋に戻しますが、この回のTOPICSでは『 ドキュランドへようこそ 』(NHK)という番組の「世界一豪華な刑務所」の回を素材として活用致しました。
そして、この元番組は《 2020年にイギリスで制作 》されたものです。

この番組の主人公は元イギリス刑務所担当相であったアン・ウィディコム氏ノルウェーのある刑務所を3日間見学した際のドキュメンタリーであり、言わばイギリスからノルウェーを見た視点というのが描かれています。

そして、この《 2020年当時 》のアン氏は番組内で、

 

『 90年代、私がイギリス刑務所担当相だった頃、政府は刑務所は懲罰を与える厳格な場所であるべきだとしていました。

 

との《 振り返り 》のコメントをし、この《 90年代 》における、

 

『 早期釈放は廃止! 犯罪者は直ちに刑務所へ! 容赦しない! 』

 

と力説するアン氏の映像も番組内では紹介されておりました。

そして、そのような自らの政策判断は正しかったのだろうか???と《 考えていた 》所での刑務所見学になりました!

そして、この刑務所というのがノルウェーで一番豪華と称されているハルデン刑務所でした!

 

では、どこがどのように豪華!?であるのかをポイントだけ改めてご紹介してみます!