時には綺麗事で心の洗濯を ~「美女か野獣」というメタファーより(笑)~

すると、佐々木記者が学生時代に訪れ感激した、水の里と言われている村に井戸水を使った美味しいラーメン店があり、未だにどこも取材していないとの事で話題性もあるとランキングに載せる事を提案します。
そして、

 

松嶋チーフ:
『 とにかく今週はなりふり構わず数字を取りにいきます、いいですね! 』

と展開し始めていきます、、、

こうして福山ディレクターも自らで加わり、報道部門総出でラーメン店の取材を行っていく事になります!

 

しかし、慣れない事はするものではない!?との言葉ではありませんが、一日に何件もラーメン店をハシゴしてお腹の休まる暇もなく、食レポも満足に出来ず、それでも現場の記者達を含め、色々な愚痴や不平を吐きながらも取材を進めていきました。

ところが、佐々木記者が自信を持って提案したラーメン店を訪れた所、既に閉店となっていました、、、

そこで佐々木記者が元店主である國村隼に声を掛けますが、一切口も利いて貰えずにいた所、ある村民が、この村の井戸水が飲めなくなってしまった事でお店を閉めたと教えてくれました。

 

佐々木記者は村民達を引き連れて報道部門に戻り、川の近くに金属工場が出来てから川の匂いや井戸水の味が変わった事などを松嶋チーフに告げます。
更に、村民達は県に工場の調査を依頼していましたが、そもそもが県が工場を誘致した手前もあってか県は調査をしようともせず、今週の土曜には第二工場までもが稼働する予定になっていました。

そのような理由で、佐々木記者は番組で特集を組む事で、工場の稼働を阻止する為に村民達の力になると約束してしまっていました、、、が、しかし、、、

 

松嶋チーフ:
『 あなた今週中に視聴率上げなきゃいけない事を分かってる!?
  そんな小さな村の汚染問題を取り上げる余裕はありません! 』

と、一蹴されてしまいました(笑)

佐々木記者も渋々ながら承知し、番組では回転寿司やらペットなどの動物特集も加え、本丸のラーメンランキングを始動させていきます!

 

〖 火曜日 〗
この日は前日の視聴率が2%アップした事が判明します。
そして、最も数字が取れたのがラーメンランキングである事も分かりました!
このように数字も取れた事で現場の記者達は幾分やる気を取り戻していきますが、やはり佐々木記者だけは何かが引っかかっているようでもあり、この日も村民達がテレビ局に懇願にやって来ました。

そして、松嶋チーフは佐々木記者では断れないであろうと考え、福山ディレクターにキッパリと断るよう指示を出します。
そして、テレビ局の玄関先で村民達は一度だけでも現状を見てくれと懇願しますが、

 

福山ディレクター:
『 何とかしたいのはやまやまなんですけどねぇ、僕みたいな下っ端の一存では何とも~(苦笑) 』

と、やんわりと断りますが、村民達は何度も頼みに来ますとテレビ局を後にしました。

 

〖 水曜日 〗
報道部門の役員が自分達の番組枠がバラエティー部門に乗っ取られたら出世コースから外れてしまうと、自分より下っ端の部長に発破を掛ける!?脅す!?という派閥争いも起こり始めます。
そして、この時の様子を福山ディレクターは陰で眺めていました、、、

そして、松嶋チーフは現場の記者達に、もっと良い絵を撮るように指示し、更に食レポなどにも一段と厳しい要求を突きつけていきます。

そんな中、佐々木記者だけがラーメンランキングの取材に取り組みながらも、それと同時に、こっそりと川の事や汚染問題などを自分で勉強していました、、、

 

そして、この日も村民達の訴えが届きますが、松嶋チーフは福山ディレクターを伴い、自分がキッパリと断ると村に出向いていきます!
そして、村民達は川の匂いや水の味の変化だけではなく、体調不良を訴える村民が増えている事を松嶋チーフに説き続けますが、力になる事は出来ないので他の方法を考えて下さいと断ります。
そして、松嶋チーフと福山ディレクターの二人が席を立った時に、一人の村民が、、、