体罰と躾(しつけ)の境目や線引きはどこに・・・ ~変化を意識的に創り上げる~

第411回:『 体罰と躾(しつけ)の境目や線引きはどこに・・・ ~変化を意識的に創り上げる~ 』
【 参照キーワード:体罰、躾、スパルタ教育、子育て、吉田松陰、頼山陽、松下村塾 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です!

今回は「体罰と躾(しつけ)の境目や線引きはどこに・・・ ~変化を意識的に創り上げる~」とのテーマをお届けして参りますが、特に今回におきましては、

 

正誤や善悪や是非などの性質(問題)ではなく・・・

お一人お一人が考える為の素材の一つとして・・・

 

という点に主眼を置いております事を、予めご理解とご了承を頂ければと思います。

そこで、私自身の事を振り返ってみますと、家庭においては父から叩かれたりなどはありませんでしたが、悪い事をした時には母からは叩かれた経験も幾度かあります(笑)
また、特に小中校では悪い事をした際には、先生から叩かれたりなどはある意味では日常茶飯事の光景でした。
小学校の時のある先生は、授業中におしゃべりなどをしていると、その生徒めがけてチョークを投げてくるのですが、その命中率の高さからチョーク爆弾と怖れられて!?おりました(笑)

また、それ以外の先生におかれましても、やはり生徒がいけない事をした際などには頬を平手打ちなどもありましたし、今でも覚えているのは、運動会などの行事の際に行う合唱や鼓笛隊などの全体練習では、なかなか上手く出来ないと結構厳しい物言いをされたり、居残りなども日常的であったり、ここにはいわゆる「体」への働きかけはありませんでしたが、「心」への働きかけという意味では、今振り返ってみると充分に功を奏していた!?のかもしれません(笑)

ちなみに、小学生の頃の悪さ!?に関しては2023年2月18日の第446回目のTOPICS『 過去の間違いや過ちなどの償い方 』でも詳しく!?赤裸々に!?ご披露しております(笑)

 

更に中学校では思春期における反抗期も高まる時機でもあり、ここでは女子生徒でも髪を引きずり回されたり、ある部活動ではこれこそ正真正銘の体罰も行われていて保護者の間ではかなりの問題になった事もありました。
他には当時は男子生徒は全員丸坊主という校則でしたが、時に処罰?処分?として五厘刈りにされていた人もおりました。
また、同じく中学時代にはタバコの火で校舎が二度ボヤ騒ぎになった事もありますし、上の学年の人がシンナー中毒で暴れ回って警察が来たなどもありましたが、このようなケースでは行政等に頼るという理性も必要になります!

そして、さすがに高校になると、このような傾向は少なくなりますが、それでも授業中に居眠りをしていると教科書で頭を叩(はた)かれたりなどは私もされました(笑)

と、ここ迄におきまして「(笑)」も活用して参りましたが、私は体罰を肯定している訳では決してございません。
そして、「そのような時代」であったなどの意味でもありません。
繰り返しですが、このような私の経験も「考える」為の一つの素材となっているという意味です。

 

では、視点を少し変えていきます!
これ迄のTOPICSにおきましても、私は大学受験の際に2浪して予備校に通っていたお話は何度か出て来ておりましたが、ここからは私の自慢話!?などでは決してございませんので(笑)

私は受験科目として日本史を専攻していましたが、2浪目の時には当時の教科書に掲載されていた写真や挿絵などの資料も含め、そして別冊で発行されていた用語集も繰り返し繰り返し、そのまた繰り返しでひたすら暗記し続け、更にその上に予備校でのテキストと授業内容をノートしたものも含め、「当時」では、ほぼほぼ100%暗記しておりました(笑)

そして「今では」数年に一度ほど、観たいテレビなども無い時に、夜にベッドに入ってお酒を飲みながら中高生の頃に聞いていたカセットテープの音楽を聞き、記念!?としてごく僅かだけ残しておいた予備校の日本史のテキストを眺めたりする事があります。
すると「今では」暗記した内容をほぼほぼ忘れてしまった!!!という事に愕然としたりゾッとしたりなどを楽しんでおりますが(笑)、その理由を考えてみると、

 

歴史を「点」(出来事や年号や記号など)で捉えていた(丸暗記していた)だけで・・・

歴史を「線」(ストーリーや状況や背景など)で捉えていなかった・・・

故に理解出来ていなかった・・・

 

なので、正真正銘の記憶としては定着していない!!!というのを痛感させられております(笑)

では、ここから本題に入って参りますが、今回活用する素材は童門冬二 氏(1927年:昭和2年~)の著作『 吉田松陰(下巻)』(学用書房)からになりますが、歴史(日本史)に関して全く知らなくとも全然大丈夫です(笑)
そして書籍の中の《 全土に広がる松陰精神 》の項目の一部を3つのパートで著作権法上の引用の範囲内においてご紹介致しますので、まずは気軽な感じで眺めてみて下さい!