赤ちゃんの頃を想い出せば成長が加速する!? ~答えは既に自分の中にある!?~

『 人生の最高の段階は小児の段階なのである。

  それは、象徴的にいえば、時の止まった段階なのである。
  つまり、それは一瞬一瞬が喜びであり、一瞬一瞬が充実しているのである。
  そして、この充実した時間には、喜びがいっぱいつまっているのである。

 

  そこに支配しているのは、全く小児の無邪気さなのである。
  彼は、そうしたいからそうするのであり、物質的な、あるいは精神的な何らかの報酬を求めてするわけではない

  彼のすることは子供の遊びに似ている。
  子供が積み木遊びをするように、彼は何かをつくるのである。
  今まで、誰もがつくらなかったもの、誰もが、思いもつかないような新しいものを、彼は全く無邪気につくり出すのである。 』

 

と。
そして、これはあくまで私の勝手なイメージからですが、

 

ラクダは・・・生まれてから中高生くらい迄であり・・・

ライオンは・・・中高生くらいから同時に始まり・・・

ライオンの時間は・・・人それぞれであってかなりの大きな違い(差)がある・・・

 

という風に捉えていますが、

 

現在の世の中や社会を見渡すと・・・

ライオンのままで一生を終える人が多い一方で・・・

ラクダのままで長い時間(時期)を過ごし続けている(抜け出せないままでいる)人も多い・・・

 

などのように感じますが、皆さんの目にはどのように映っているでしょうか、、、
そして、小児に到るにはどうすればいいのでしょうか、、、

 

では、ここ迄で「何かを考える」必要性はありませんので、次の素材である『 地球ドラマチック 』(Eテレ)という番組から「 “赤ちゃんラボ”にようこそ! ~ヒトの始まりを科学する~ 」の回を少しご紹介して参りますが、この元の番組は2018年にイギリスで放映されたものになります。

イギリスの各地から赤ちゃんの内面的な発達を研究する調査の為に、200人以上の赤ちゃんが集められました。
そして、その調査の為に世界中から色々な分野の科学者達が集結していきます。

まず最初に、《 生まれたばかりの赤ちゃんは人との初めての関係をどのようにして学習するのか、それとも、生まれながらにプログラムされているのか 》を調べる研究から始まります。

この調査では神経科学者が中心となり、生後1週間の赤ちゃんが対象となりました。
小型の脳スキャナが用いられ、赤ちゃんの脳の中の酸素量の変化を読み取る事が行われますが、この酸素量を調べる事で、赤ちゃんが周囲にどれだけ素早く反応しているかが分かるそうです。

 

そこで、赤ちゃんに二つの映像を見せて反応を調べる事になりますが、一つは機械的な動きをするオモチャの映像で、もう一つは動きのある人の顔でした。

すると、オモチャの映像では脳の酸素量に大きな変化は見られませんでしたが、一方、人の顔の映像では脳に多くの酸素が送り込まれている事が判明しました。
そして、この時、上側頭部後部と呼ばれる社会性を育むと言われている領域が活発に活動している事が分かってきました。
この領域は人の気持ちを汲み取ったり、嘘を見破ったりなどの、人の複雑な心情を司っている箇所と同じ領域だそうです。

 

そして、この調査では、人は生まれてすぐに、真っ先に人の顔に反応するという事を示しているとの結論に導かれました。
そして、赤ちゃんの目を覗き込む事で、このような人間関係や社会性を育む領域を強化して育てる事が出来ると番組では紹介されていました。