赤ちゃんの頃を想い出せば成長が加速する!? ~答えは既に自分の中にある!?~

この共感は段階を追って発達すると言われているそうです。
第一段階は他人の感情を感じ取る事、次に同情的な反応という行動です。

ここでの実験では心理学者が中心となり、《 赤ちゃんが他人の苦しみに感情的な反応を見せるかどうか、更に手を差し伸べようとするか 》という内容です。
従来では、このような行動を取るには2歳を過ぎる事が必要と考えられていたそうです。
故に参加するのは全員2歳以下の赤ちゃんとなりました。

実験では、自分より小さい赤ちゃんの人形を用い、対象の赤ちゃんは親と遊んでいる所に、人形の赤ちゃんが泣き出した時にどう反応するかを観察していきます。

 

まず、一番年下の1歳5ケ月の赤ちゃんではすぐに反応を示しますが、何かに戸惑いながらも、手を差し伸べる迄には到りませんでした。

次は1歳6ケ月の赤ちゃんが選ばれました。
この赤ちゃんも泣き声を聞くとすぐに反応しますが、次に親に何かを伝えようと親元に近寄って行きました。

そして、他の赤ちゃん達も同じように反応は示し、何かを感じ取っているのは間違いない兆候が見られましたが、1歳6ケ月前後の頃までは親に何かを伝えようとする所までが精一杯のようです。

 

そして、1歳9ケ月の赤ちゃんを観察した所、人形の泣き声を聞いた途端に反応し、親に何かを伝えようとするのは同じでしたが、ここから人形の赤ちゃんに手で触れようとしたり、哺乳瓶を口に含ませて上げてみたり、別の人形を近づけてあやすような行動などを取り始めました。

この実験により、2歳より前の赤ちゃんにも他人に共感し、それを行動に移せる能力がある事が分かって来ました。
そして、共感する能力は皆同じであるが、その後にどのような行動を取るかは、親や周りの大人達などが手本となり、

 

社会の中で学んでいく

 

という事がとても大きい影響を持っているという事が考えられているそうです。
そして、ここ迄の実験を通し、繰り返しですが、

 

人は二歳になる前に他人と交流する能力の基礎を身に付けている

 

と。
では、この番組からのご紹介もここで終了ですが、まず、成長などは人それぞれに個人差があるのが自然であり、早ければ良い、遅ければ悪いなどの性質では全くありませんし、他の人(赤ちゃん)と必要以上に比較する事もありません!

 

それでは、今回の締め括りをシンプルにお伝えさせて頂きます!
これ迄に眺めて来たように、

 

人は生まれた直後から社会性を学び身に付け続けている

 

という点はお分かり頂けた事と思われますが、

 

現在の世の中や社会では・・・

そのように社会性を学び身に付け続けて来ているにも関わらず・・・

逆に世の中や社会に出ると・・・

社会性が失われつつあるような感じがする事がある・・・???

 

という経験はありませんでしょうか???
つまり、

 

持って生まれた人間らしさ(人間性)を忘れてしまっている・・・???

 

とも言えるかもしれません。
そして、今回のテーマでもある《 赤ちゃんの頃を想い出す 》とは、