モーゼの十戒を魂の視点で眺めてみる(笑) ~日常生活での実践が大切で必要~

⑨ 隣人について偽証してはいけない
⑩ 隣人の家(財産)をむさぼってはいけない

まず、偽証とは「嘘」という事ですが、これは昨今の状況を見渡せば、もう蔓延し放題!?なので私がコメントするまでもありませんね(苦笑)
そして、先ほどの盗むとも関係してきますが、オレオレ詐欺や特殊詐欺も「嘘」と関係しておりますし、恋愛沙汰に関しては結婚詐欺などもあります。
また、「嘘」と「詭弁」も「源」は同一です。

そして、「小さな嘘を隠す為には、それより大きな嘘をつく(と効果的)」などの、必要悪!?とも呼べる表現もありますが、これを延々としていくと、次第に何が「真実(事実)」であるのかが「見え辛く」なっていきます。
そして、最終的には「感性の麻痺」が起こり、これが「無関心(無気力や虚無感)」へと繋がっていきます。

 

次に「貪(むさぼ)る」との言葉が出て来ましたが、これは「惰眠を貪る」のように、際限なく欲しがる(求める)との意味でもありますが、これも「過ぎたるは猶及ばざるが如し」などの言葉のように、「さじ加減」や「塩梅」などの「程度(腹八分やほどほど感)」を見失っていないか???との確認に活用出来ます

そして、コロナ禍では自粛警察やマスク警察などの言葉も出ておりましたが、「正義」というのも一概に決められるものではありません。
そして、「自らが正義」と感じ込み過ぎてしまうと、次第に「(その人の意思に反して)他の人をコントロールしよう!」となっていきます。
このような傾向が昂じてしまうと、これも世の中や社会への「恨み(つらみ)」や「自己憐憫」などに転化しやすくなっていき、最終的には「ミイラ取りがミイラになる」という状態を作り出してしまう怖れもあります。

 

そして「家(財産)」という点ですが、「当時」では衣食住の三つを揃えるのは大変厳しい状況や環境でした。
ましてや「家」となると、これは現在でもそうですが衣食住の中では実現に向けて一番手間(時間もお金も)が掛かるものかもしれません。
そして「当時」における「家」とは「(家督)相続」という面も含まれてのものです。
つまり、

 

「当時(過去)」の出来事や状況を・・・

「今の視点のみ」で判断してはいけない(判断を狂わせる)・・・

 

という事が学べる点であると同時に、

 

「後生」という「今という視点(振り返りの視点)」であるからこそ・・・

「見えて」くるものもある・・・

 

という魂の視点になります。
よく、迷いや悩みの最中においては、あまり「近視眼」に陥らずに「俯瞰」してみましょう、とのポイントもここにあります。
それが「後生」というように「今」を「近い将来」に置き換えてみて、その上で「今から」出来そうな事を探してやってみる!という事に結び付いていきます。
これが先ほどの「種を蒔く」事とも同じ意味になります(笑)

 

そして、この二つの戒めで魂の視点が最も焦点を定めているのが「隣人」です。
これは所謂「グループソウル(類魂)」と言われているもので、「家系図」のように、