AI(人工知能)にカウンセリングは出来るのか!? ~選択権と感性が左右する~

このように「五感」に感じるものに・・・

その人なりに触れて(心地よさなどを)感じていること・・・

それが「気づき」である・・・

 

という事になります。
なお、これはお身体などに障がいをお持ちの方が「気づけない」という意味合いでは決してありませんので、この点は重々に誤解の無きようお願い申し上げます!
そして、

 

「気づき」には絶対的な「基準」などが存在しないという事は・・・

「気づき」には・・・

「合理的ではない」面も含まれている!!!

 

という事になります。
これは説明するまでもありませんが、先ほどの食の好みなどでは当然に人それぞれに違いが出て来ますし、例えば、本当に有るのか無いのか分からない!?ような「美男美女」などの言葉(範疇や分類)におきましても、皆それぞれの容姿や外見の好みというものはある事と思います(笑)

 

そして、実際に「AI(人工知能)」におきましては、脳の電気信号を読み取る(あるいは電気信号を送る)などにより、それなりの「感覚(感触)」を感じる技術は確かに存在しておりますし、ご病気や怪我などで四肢(両手両足)などの「感覚(感触)」を感じられない方が、それなりに「感じる」事が出来るようになって来ている側面などにおきましては、大いに役立っていく事とも思います。
そして、

 

仮に99%の「人間」に当てはまる「共通項」を見つけ出したとしても・・・

それが「あなた」に(充分に)当てはまらない限り・・・

「あなた」は「満足感」を得る事はないかもしれない・・・

 

という面に結び付いていく事でしょう。
これが、いわゆる、

 

(温度差や)さじ加減と言われているもの

 

の正体になります。
それこそ、お風呂の温度(湯加減)などは誰もが経験のある事と思います(笑)
また、「塩梅(あんばい)」という言葉も同じ意味です。

そして、このように「人間」が行うカウンセリングにおきましても100%や完璧なものはありませんが、やはり「AI(人工知能)」が行うカウンセリングにおいては、どちらかと言うと「(さじ)加減」という面は不得意分野になるのかもしれません。
なぜなら、これらは、

 

「感(受)性」に関わる事

 

であるからです。
そして、この「感(受)性」に関わる事に、今回の「根幹」が現れてきます。
それが、

 

「自分(の)事」として捉え、そして、考えるのか・・・

あるいは・・・

「他人(の)事」として捉え、そして、考えるのか・・・

 

という「分岐点」です。
そして、極論を言えば、「人間」が行うカウンセリングにおきましても、セラピスト等が相談者の問題を肩代わりしてあげる事も出来ませんし、相談者の方の人生を代わって送ってあげる(歩んでいく)事も出来ません。
言わば、「他人(の)事」という側面が含まれながらも、しかし、

 

「人間」が行うカウンセリングにおいては・・・

少なくともセラピスト等は・・・

「自分(の)事」として捉え、そして、考える事を「出発点」としている

 

というのは、あくまで私個人の感想ですが、概ねのセラピスト等はそうであろう(そうであって欲しい)と思います(笑)
そして、このような、