現代の魔女狩りは次元を超えた??? ~責任転嫁やレッテル貼りが極まると・・・~

魔女とは・・・

神の恩寵のお陰で人間として生まれながら・・・

悪魔に魂を捧げてしまった裏切り者!

 

と見なされていました。
このような世界観を礎(いしずえ)としながら、天候不順による凶作、飢饉、伝染病などが起こると、

 

このような不幸な出来事が自分達に起こる(降りかかる)のは・・・

神が自分達を罰せられたからではなく(つまり、自分達が悪いのではなく)・・・

全ては魔女がした事だ!

 

と、様々な責任を魔女という存在に押し付けていきました。
そして、この事に関し、ザールラント大学におけるドイツ近世史のウォルフガング・ベーリンガー教授は、次のように述べておりました。

ベーリンガー教授:
『 これらの自然界の変化は人々に不安を呼び起こしました。

  異常な事態は、なぜ起きるのだろうと疑問を感じたのです。

  当時は宗教的に考える時代ですので、原因は「人間の罪」か、もしくは「悪い裏切り者」のせいではないか、すなわち魔女のせいだと・・・ 』

 

こうして、魔女狩りが始まっていきました、、、
では、ここ迄の内容は大丈夫でしょうか?(笑)
私のS.Light.Mにおきましても、大きな方向性という意味で、「自律・自立」を目標として掲げておりますが、

 

「全て」のあらゆる事を・・・

自らを「全く」振り返る事なく・・・

誰かや何かの責任にしてしまうのは・・・

「自律・自立」とは真逆の姿勢・・・

 

という点が、この魔女狩り発生のキッカケにおいても見受けられます。

では、この番組では17世紀初頭のドイツをモチーフとしながら、実際には、どのように魔女狩りが行われていたのかにも触れておりますので、ここからその段階に入って参ります!

 

① 知り合いの誰かが、あなたを魔女だと告発する。

② そして、あなたは魔女裁判にかけられる。

③ その尋問の前に、あなたは全身の毛を刈られる(魔女の毛に備わっているとされる魔力を封じる為という理由で)。

④ そして、あなたは裸にされ、悪魔との契約の際に付けられた悪魔の爪痕がないかの確認の為に全身を調べられ、判定される。

 

といった流れで行われていました。
しかし、④における悪魔の爪痕の判定に用いられたのは、実際はホクロやシミやイボでした、、、

しかし、ここ迄の流れだけで魔女であるとの判決を下す事は、当時の法律においても不可とされていました。
判決を下す為に必要なのが、