今・・・真剣に問われている・・・真の動機 ~完璧の無さを言い訳にしない~

医師においても・・・

「検査」が出来なければ「診断」も出来ない・・・

「診断」が出来なければ「治療」も出来ない・・・

 

というのが原則としてあるからです。
そして、私は医師でもなく素人ですので迂闊な事も言えませんし、真実も事実も分かりませんが、新型コロナウイルスにおいても効果がありそう(特に早期の症状においては)と言われている、HIVなどでの抗ウイルス薬などを仮に投与するにしても、やはり検査で判明させる必要性があり、ましてや、新型コロナウイルスでは無い患者さんに投与してしまう事も避けねばなりません

 

そして、民間に検査を「行わせない」理由として、国・政府は「公的機関に比べて民間の検査レベルが低い」、「保険適用するには症例数が少なすぎる」などの方便を駆使していますが、民間の検査会社の方が「経験値」も「検査医療機器の性能」も(格段に)上回っているのが事実です。
これは公的機関に比べ、民間は日常的にクリニックなどからの依頼を受けていたり、導入している検査機器の値段(民間の方が数倍から数十倍も高額の機器を活用している)からも分かります。

 

確かに、今回のような新型の未知のウイルスに関しては、当然ながら民間でも扱った事がないという意味での経験の無さはあるのでしょうが、これは公的機関の検査でも同様です。
しかし、(報道などによると)現在では結核などの最終判断も民間が行っているとの事ですし、何かの違いがあるとすれば、民間へは補助金などは出せない(出しづらい)が、公的機関であれば補助金などを出しやすいという側面があるに過ぎません

 

さらに、このような「堰き止め」をしているのには、「仕組み」という目に見えづらい側面も関係しています。
先ほどの結核などの最終判断は民間でも行っているとの事とお伝え致しましたが、今回の新型コロナウイルスに関しては、仮に民間に開放しても(協力を仰いでも)、新型コロナウイルスの存否の最終判断(確定診断)を下せるのは公的機関のみとしているからです(2月26日の時点では)。
このような「仕組み」が組み込まれた上での、先ほどの、

 

公的機関で扱える「総数(3,830件)」が設定

 

されています。

つまり、どれほど民間を活用しようとも、現在の仕組みでは、MAXの「総数」に限定される(限定させている)のがカラクリとなっています。
例えば、民間で1万件の検査を行ったとしても、その検体は最終判断を仰ぐ為に公的機関に持ち込まれ、その公的機関で行える検査「総数(3,830件)」までしか(確定診断を)出来ない、という仕組みになっています。
最終判断(確定診断)を行えなければ、現場の医師の方々も「診断」から「治療」へ移行出来ない現状があるにも関わらず、、、