こんにちは!
レイキ ヒーラー&ヒプノセラピストの瀬川です。

 

今年は全国的に暖冬傾向という面が強いですが、私の住んでいる青森県五所川原市においても、例年に無く雪も少なく、雪かきの大変さから解放され安心しておりますが、その一方で、ここまで雪が少なくて大丈夫なのかなぁ???などの不安が頭をよぎる事もあります(笑)

そして、前回のTOPICSでは「引っ越し」を取り上げましたが、今年のように季節の変わり目が早く進んでいるケースにおいては、季節に合わせようと私達の「心のペース」も早くなり、時には気忙しくなっていく傾向もございます。

 

そこで、本来であれば「出逢いと別れ」が多い季節でもある3月頃にお届けしようと考えておりましたが、そのように「ペースが加速している」という理由からも、今回は「知識も増せばコミュニケ-ションに変化が起こる」というテーマをお伝えして参ります!

そこで、このTOPICSにおいても、コミュニケ-ションに関するテーマや素材を取り上げるケースはとても多いです!
なぜなら、

 

人の数ほど・・・

いえいえ・・・

人の数以上に・・・

コミュニケ-ションには無数の視点が存在している!

 

からです(笑)
そして、「人の数以上に」というのは、

 

コミュニケ-ションの視点は・・・

(コミュニケ-ションを取る)相手に応じて変化するのが自然でもあり・・・

なおかつ・・・

自分の中(自分自身)における表現(方法や活動)も・・・

時と場合に応じて・・・

様々に絡み合いながら変化していく!

 

からであります。
これが先ほどコメント致しました、雪が少なくて「安心」を感じていながらと「同時(重なり)」に、「不安」も感じる?というのが一例ともなっています(笑)

そして、今回素材とするのは、今迄も幾度か活用している「美味しんぼ」からの物語ですが、これも今年はメタファーの活用を多めに致しますと、年明けのTOPICSにおいて表明した通りでもありますが、

 

様々な視点に対する見方というのは・・・

このTOPICSで取り上げる素材に限定されるものでも、制限されるものでもなく・・・

ましてや、それに捕らわれるものでもなく・・・

必ず同じような素材が・・・

皆さん自身の興味や関心のある事柄に・・・

数多く散りばめられている!

 

という点を、今年は口を酸っぱく、、、と言うよりも、TOPICSという形式ですので、目を酸っぱく!?するほど、繰り返し言及して参りますのでご理解頂ければ幸いです(笑)

 

ちなみに、これから進めて参ります今回のテーマにおいては、2017年7月23日のTOPICS「最も誤解を生みやすいのはコミュニケーションがされていない隙間に・・・」と、かなり「源や水脈」が繋がっておりますので、興味や関心のある方はそちらも参照してみて下さい!

 

では、進めて参りますが、今回ご紹介する素材は、漫画本「美味しんぼ」(作:雁屋 哲、画:花咲アキラ 小学館)第61巻の第7話『 辰さんの贈り物 』から引用させて頂いております。
では、物語の始まりですが、今回は主人公の山岡士郎と海原雄山の対決ではなく、脇を固める、いわゆるサブキャラクターの物語です(笑)

 

なお、今回登場する「辰さん」というのは、この漫画内では「浮浪者」と表現されておりますが、その原文のママを使用致しますのでご了承頂きたい旨と、そのような辰さんの背景を頭に入れて読み進めて頂ければと思います!

それと、セリフの文字も(ほぼ)原文のママ掲載致しますが、漫画本ですので、本来であれば絵との合作で様々な相乗効果を生み出すものですが、その点において多少の読み辛さを感じるかもしれない面と(故に、意図的に文字間のスペースを空けたりしております)、セリフ内の「生む」と「産む」の使い分けや、私はこのTOPICSでは「子ども」と表現しておりますが、今回は「子供」という文字が出て来るのも、そのような理由があっての事ですので、ご理解頂ければ幸いです!

 

料理屋の主人である岡星の妻の冬美が妊娠しました。
ある日、そのお店を山岡士郎と妻の栗田ゆう子が訪れていた所、ゆう子が、最近は辰さんに会っていないけれど、元気にしてるのかしら?などの話題となりました。
というのも、辰さんは時折、お店で残った食べ物などのお裾分けを頂いていたからでもあります。
すると、冬美が次のように話しました。

 

冬美:『 私、辰さんに悪い事してしまって・・・ 』

 

と。
そして、その出来事を冬美が話し始めました。

 

辰さん:『 これ、冬美さんに。
      赤ちゃんができたお祝いだよ。

      いつも、もらうばかりだからさ。
      こんな めでたい時には、俺も冬美さんに何かあげたいのさ。 』

冬美:『 まあ うれしいわ。 』

 

辰さん:『 へへへ、ま、開けてみてよ。
      これを食べると安産間違いなしと言われている縁起のものなんだよ。 』

冬美:『 わあ~ すごいわ。
     安産間違いなしの食べ物って、いったい何かしら・・・ 』

 

そして、その縁起ものの食べ物を受け取った冬美は驚きの反応を見せ、、、

 

冬美:『 こ・・・これは!? 』

辰さん:『 うみたなごの煮つけだよ。

      漁師の友達がいるから、船を出してもらって、自分で釣ったんだ。
      そいつの家の台所借りて煮つけたから、きれいだよ。 』

      あ、都会の人間は、うみたなごを知らないかな? 』

 

冬美:『 いえ、うみたなごは田舎で食べていたから、知っているわ。

     でも、辰さん・・・悪いけれど、逆じゃないかしら?

     うみたなごを食べると、安産どころか赤ちゃんが逆子(さかご)になって、難産になるって言われているわ。 』

辰さん:『 なんだって!? 』

 

冬美:『 私の田舎ではみんな そう言って、妊娠している時には、本人はもとより、家族の者も うみたなごは食べないわ。 』

辰さん:『 そ、そんな・・・ 』

 

冬美:『 ごめんなさい!
     辰さん。

     勘違いして逆に思い込んでいるんじゃないかしら? 』

 

そのようなやり取りがあり、辰さんは、うみたなごの煮つけを取り返して、その場から走り去っていきました。
その出来事以来、辰さんは一度も顔を見せていない事などを、主人の岡星と冬美と山岡士郎と栗田ゆう子の4人で話していました。

 

冬美は辰さんを怒らせてしまったと思い、更に辰さんの好意を素直に受け取っておけば良かったと悔やみ、自分が愚かな事をしてしまったと、自分を責め続けていました。
そして、その事を次のように話し始めました、、、

 

冬美:『 私、辰さんのこと考えるんです。

     ああいう生活をするようになるまでには、いろいろなことがあったに違いないって・・・

     よほどのことがあったから、市民生活を捨てて、自由人としての浮浪者になったんだわ。

     そういう辰さんから見たら、私はなんてイヤな女でしょう。

     自分の幸せに いい気になって、辰さんのせっかくの好意を踏みにじるようなことを言ってしまった。

     私は、辰さんを傷つけてしまったんです。 』

 

そのような話しを聞いた山岡士郎と栗田ゆう子も、二人の仲をなんとかして上げたいと思い、辰さんの行方を捜し始めました、、、

すると、辰さんは交通事故で軽い怪我を負って入院している事が分かりました。
そこで、山岡士郎と栗田ゆう子がお見舞いに出向いた際に、冬美の「思いと状況」を辰さんに伝えました。
そして、辰さんは次のように話します、、、

 

辰さん:『 俺、余計なことしちゃったんだ・・・

      勘違いでよ。

      悪気じゃなかったんだけど・・・ 』

 

そして、栗田ゆう子が話しを続けます。

 

栗田:『 冬美さんは、辰さんが怒ってるんじゃないかと思って苦しんでるのよ。 』

辰さん:『 へええ?
      どうして俺が怒るの? 』

 

栗田:『 辰さんが、せっかく安産のために、と うみたなごをわざわざ釣って、料理してきてくれたのに・・・

     その好意を無にしてしまったと、冬美さんは思っているの。 』

辰さん:『 そんな・・・

      悪いのは俺のほうなのに・・・ 』

 

と話し、辰さんは冬美に会いに行く事を拒(こば)みます。
その理由を問われた辰さんは、、、

 

辰さん:『 だって、面目ないよ。
      いつもあんなに世話になっているのに、冬美さんに縁起でもないものを持って行くなんてさ。

      勘違いじゃすまないよ。
      恥ずかしくて俺、冬美さんにあわせる顔がないよ。 』

 

と、冬美と辰さんの「心や思い」は、「すれ違い」のままになっていました、、、

では、ここ迄のコミュニケーションでのやり取りを、皆さんはどのように思い、あるいは、どのように感じましたでしょうか?

皆さんにも似たような経験はありますでしょうか?
あるいは、他の人の経験談として聞いた事があるようなお話でしょうか?
はたまた、そんなすれ違いのコミュニケ-ションなんてあり得ない!これは漫画だからだ!と感じましたでしょうか?(笑)
どのように思い、どのように感じても皆さんの自由ですので、大丈夫ですよ!

 

そして、ここからが、食べ物にしか能が無い!?いえいえ、食べ物に関しては素晴らしい能力を持っている山岡士郎が解決に乗り出します!
その解決の糸口として、次のように話しながら、、、

 

山岡:『 冬美さんの出身地に鍵があるんですよ。 』

 

と(笑)
そして、退院した辰さんが仲間と酒盛りをしている所に、冬美がうみたなごの煮付けを持って現れました。
そして、辰さんと冬美との間で、次のようなコミュニケ-ションのやり取りが始まりました。

 

冬美:『 辰さん。
     うみたなごが安産の縁起物だっていうのは、本当のことだったの。 』

辰さん:『 ええ?
      だって冬美さんの田舎では・・・ 』

 

冬美:『 そう。
     私の故郷では逆子で難産するから、縁起が悪いというのも本当のことなの。 』

辰さん:『 じゃあ~ いったい・・・ 』

 

では、ここ迄のやり取りを眺めた上で、これが、今回のテーマと、どのように繋がっているのかを、ここから少し、山岡士郎と栗田ゆう子が種明かしを披露します!

 

山岡:『 うみたなごが どうして安産とか、難産とか、出産に関する縁起物になっているかというと、うみたなごは魚では珍しい卵胎性(らんたいせい)だからなんだ。 』

辰さん:『 卵胎性? 』

 

山岡:『 普通の魚は、卵を岩場や海藻など外部に産みつける。
     小魚は、そういう場所で孵化(ふか)して生まれる。

     ところが、うみたなごは卵を外部に産みつけることをしない。
     自分の胎内に卵を持ち続ける。

     小魚は、親の胎内で孵化して、外に出て行く。
     うみたなごは、卵を産むのではなく、子供を産むんだ。 』

辰さん:『 へええ! 』

 

栗田:『 魚では珍しく子供を産むから、うみたなごは出産に関する縁起物とされているのね。 』

山岡:『 問題は、同じうみたなごを、縁起が良い、という土地と、縁起が悪い、という土地があることだ。 』

辰さん:『 ええ!?

      土地によって違うの? 』

 

山岡:『 東北地方では、安産の縁起物とされている。

     ところが、島根のほうでは、うみたなごは逆子を産むから縁起が悪い、と されているんだよ。 』

辰さん:『 じゃ、俺が仕入れた知識は、東北のものだったんだ。 』

冬美:『 そして、私の故郷は島根だったの。 』

 

と、ここ迄の山岡の解説で二人の間の誤解という「すれ違い」が解けていき、栗田が推測を踏まえて補強していきます。

 

栗田:『 問題は、うみたなごが子供を産む時なのよ。

     私は見たことがないからはっきりと言えないけれど、島根の人が逆子を産むと言うからには、うみたなごの子供は、尻尾のほうから親の胎内を出てくるんでしょうね、きっと・・・ 』

辰さん:『 人間だったら、逆子だから難産だねえ~ 』

 

栗田:『 でも、うみたなごにとっては、難産でもなんでもない安産よ。 』

山岡:『 うみたなごが どんどん子供を産むところを見れば、安産の縁起物だと思う。

     でも、それが尻尾のほうから生まれてくるところにこだわれば、逆子だから難産をまねく縁起の悪いものということになる。 』

辰さん:『 なるほどな。
      こりゃあ~ 困ったな。 』

 

冬美:『 辰さん。
     私は東北地方でいくわ。

     だって、逆子でもなんでも、うみたなごは安産するんでしょう?

     それならそっちの縁起を担ぐほうがいいわ。 』

辰さん:『 あ、そらそうだよな。

      難産のうみたなごなんて、いやしねえんだから・・・ 』

 

では、物語はここで終了ですが、おそらく大丈夫かとは感じておりますが、誤解があってはよろしくありませんので、二つだけ付記させて頂きます!

まず、今回は「うみたなごのマメ知識」を役立てようという趣旨では全く無い!という点と、私が青森県という東北地方に住んでいるから取り上げた訳でもありませんし、ましてや、島根の文化や風習に異議を唱えている訳でも全くありませんので、重々「取り違え」の無きようお願い申し上げます(笑)

 

では、物語というメタファーは、皆さんお一人お一人それぞれの捉え方や感じ方がとても大切ですので、ここから多くは語りませんが、ほんの少しだけ、私なりの視点をご紹介させて貰い、今回のテーマの締め括りとさせて頂きます!

もうお気づきかと思われますが、今回の物語における冬美と辰さんの双方共に、

 

悪気や悪意などは全く無く・・・

お互いに気遣いをしているにも関わらず・・・

コミュニケ-ションのすれ違いになってしまった・・・

 

そこに存するのは・・・

二人の情報や知識の違い・・・

 

という面が見て取れます。
そして、この事からも、

 

自分の中の情報や知識が増えれば・・・

コミュニケ-ションの相手方への理解も増し・・・

 

更に、コミュニケーションを取る事で・・・

 

相手の情報や知識も増えると同時に・・・

自分の中の情報や知識も増えていく・・・

 

それが更なる、お互いの理解度を増していく事にも繋がっていく・・・

 

という正のスパイラルを創り上げていく事が可能になっていきます。
と、このように「情報や知識」という面に光を当てましたが、昨今の社会情勢や世の中の動きを懸念して、ここで一点だけ付け加えさせて頂きます。

近頃では、ネットやSNSは勿論、メディアも含め、様々な「情報や知識」で溢れ返っています。
そこで、

 

情報と知識は・・・違う(側面もある)

 

という点を考えてみて下さい。
例えば、

 

情報における「報じられる」とは「受け身(受動)」

知識における「識(し)る」とは「積極性(能動)」

 

という点などが含まれます。
そして、コミュニケ-ションにおいては、このTOPICSでもご紹介しております様々な視点の内の、ほんの一つとして、

 

(人それぞれ)見ている景色は違う

 

などもお伝えしてきておりますが、この「違う景色」を形作っている一つの要素として、「知識」も含まれますので、宜しければ、あなたの中の引き出しを、楽しみながらドンドン増やしてみて下さい(笑)