第293回:『 知識も増せばコミュニケーションに変化が起こる ~知識と情報の違いも~ 』
【 その他参照ワード:人間関係、美味しんぼ、メタファー 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
TOPICSでは、コミュニケーションを取り上げる事も多いです(笑)
その理由が、
人の数どころか・・・
人の数以上に・・・
コミュニケーションには無数の視点が存在する!!!
からです!
そして、『 人の数以上に 』とは、
コミュニケーションの視点は、相手に応じて変化するのが自然な事であり・・・
なおかつ、自分の内心や表現も時と場合に応じて・・・
様々に絡み合いながら変化する!!!
からです!

例えば、
当たって欲しくて宝クジを買うものの・・・
実際に当たったらと考えると怖くなる!?
などのように、
自分の内心ですら矛盾のような心境が・・・
同時に存在するのも自然な事・・・
だからです(笑)

では、メタファー(物語や比喩・暗喩)として、漫画本『 美味しんぼ 』(作:雁屋 哲、画:花咲アキラ、小学館)から、第61巻掲載の「 辰さんの贈り物 」を少し眺めます!
なお、登場人物の「辰さん」に関し、原文通りに「浮浪者」と表現しますが、そうなった辰さんの「背景」も意識して眺めて下さい!
【 事の発端 】
料理屋の主人をしている、岡星の妻の冬美が妊娠しました。
ある日、山岡士郎と妻のゆう子が岡星の料理屋を訪れました。
すると、ゆう子から『 最近は辰さんに会っていないけれど、元気にしてるのかしら? 』との話が出ました。
実は、辰さんは岡星で売れ残った食べ物のお裾分けを貰っていました。
そこで、冬美が話します、、、
冬美:
『 私、辰さんに悪い事してしまって・・・ 』

そして、辰さんとの出来事を、更に話します、、、
辰さん:
『 これ、冬美さんに。 赤ちゃんができたお祝いだよ。 いつも、もらうばかりだからさ。 こんなめでたい時には、俺も冬美さんに何かあげたいのさ。 』
冬美:
『 まあ うれしいわ。 』
辰さん:『 へへへ、ま、開けてみてよ。 これを食べると安産間違いなしと言われている縁起のものなんだよ。 』
冬美:『 わあ~すごいわ。 安産間違いなしの食べ物って、いったい何かしら・・・ 』
しかし、その食べ物を受け取った冬美は、驚きを隠せませんでした、、、

冬美:
『 こ・・・これは!? 』
辰さん:
『 うみたなごの煮つけだよ。 漁師の友達がいるから、船を出してもらって、自分で釣ったんだ。 そいつの家の台所借りて煮つけたから、きれいだよ。 あ、都会の人間は、うみたなごを知らないかな? 』
冬美:
『 いえ、うみたなごは田舎で食べていたから、知っているわ。 でも、辰さん・・・悪いけれど、逆じゃないかしら? うみたなごを食べると、安産どころか赤ちゃんが逆子(さかご)になって、難産になるって言われているわ。 』
辰さん:
『 なんだって!? 』
冬美:
『 私の田舎ではみんなそう言って、妊娠している時には、本人はもとより、家族の者もうみたなごは食べないわ。 』
辰さん:
『 そ、そんな・・・ 』
冬美:
『 ごめんなさい! 辰さん。 勘違いして逆に思い込んでいるんじゃないかしら? 』

すると、辰さんは冬美から煮つけを奪い、走り去りました、、、
それ以来、辰さんは冬美に、一度も顔を見せていませんでした、、、
【 悪気は無くとも自分を責める 】
冬美は自分の言動で、辰さんを怒らせたと思い込んでいました、、、
そして、辰さんの好意を素直に受け取っておけばと悔やんでいました、、、
更に、愚かな事をしたと自分を責め続けていました、、、
冬美:
『 私、辰さんのこと考えるんです。 ああいう生活をするようになるまでには、いろいろなことがあったに違いないって・・・ よほどのことがあったから、市民生活を捨てて、自由人としての浮浪者になったんだわ。 そういう辰さんから見たら、私はなんてイヤな女でしょう。 自分の幸せに、いい気になって、辰さんのせっかくの好意を踏みにじるようなことを言ってしまった。 私は、辰さんを傷つけてしまったんです。 』

そこで、山岡とゆう子は二人の仲を取り持つべく、辰さんの行方を捜し始めます、、、