そして、海原雄山は、先ほどの本村という人物に、次のように命じます。
海原雄山:
『 本村、私の代理で飯を炊き味噌汁を作れっ!! 』
本村:
『 ええっ 私が、、、!? 』
海原雄山:
『 15年ほど前に、私がお前の家で飯を食わせて貰った時の事を覚えているか? 』
本村:
『 は、はーっ!
お粗末なものを差し上げてしまいました。
未だに恥ずかしく思っております。 』
海原雄山:
『 あの時と全く同じものを作れ、出来るなっ!? 』
本村:
『 は、はい! 』
こうして、プロ顔負けの料理の腕を持つ山岡士郎と、海原雄山の代理として、全くの料理の素人である本村が対決をする事と相成りました(笑)
そして、対決に向けて、山岡士郎は次のように考えます、、、
《 飯について言うなら条件は良い米、丁寧なとぎ方、良い水、使う釜、火加減、蒸らし具合に尽きるし、
味噌汁についてなら、良い味噌、良い水、良いダシ、仕上げの温度に気をつければいい。 》
と、、、。
そして、いよいよ、対決の日を迎える事となります!
まずは、山岡士郎が用意したご飯と味噌汁について、なかなか好評価であった事に向けて、山岡自身が次のように解説します。
なお、セリフ内に産地などが出て来ますが、これは私自身の意見などとしてお奨めしている訳でも何でもありませんし、全くの他意もありませんので、その辺りはご理解頂ければ幸いです(笑)
山岡士郎:
『 新潟産のコシヒカリです。
農家が自家用に作った米で、無農薬栽培です。
それを天日乾燥したものを先ほど精米し、水は日本百名水の一つに数えられる、お滝不動の湧き水を用いました。
もちろんカマドを用いて薪で焚いて、最後にワラを一つかみくべて蒸らしました。
味噌は無農薬栽培の大豆で作って、2年寝かした本物の味噌です。
カツオブシは枕崎の雄ブシを使いました。
シジミは松江から取り寄せました。 』
そして、次は海原雄山の番ですが、その前に、唐山陶人は次のような感想を漏らします。