コミュニケ-ションにおける人の評価(見方)の違い ~実例から~

ご祖父さんは・・・

校長先生は、とても「立派な方」で!

 

と私に伝えていましたが、

 

お孫さんは・・・

校長が一番「大嫌い」だ!

 

と私に伝えてくれました。
校長先生に対する「評価(見方)」が、真っ二つ!に別れていますよね(笑)
そこで、まず、

 

人それぞれには・・・

社会生活における「立場など」の違いがあるので・・・

「とても立派な方」と評されるのも「事実」であるのかもしれない・・・

 

という「評価(見方)」も当然ながら成り立ちます。
ご祖父さんと校長先生との間柄、お孫さんである生徒と校長先生との間柄では、違いが生じるのも、ある意味では自然な事でもあります。
しかし、ここに焦点を合わせ過ぎると、本当の答えの糸口は、なかなか見つかりにくくもなります。

 

そして、このケースにおける、本当の問題となっているポイントは、最初に出てきた「そのお孫さんは、今日この場所にどうして連れて来られて、なぜ私と話をするのかの理由が分かっていない」&「東京に来た理由は、ご祖父さんが何でも好きな物を買ってくれると言うから一緒に来ただけ、、、」という所にあります。

そして、これが、このTOPICSでも幾度もお伝えしておりますように、

 

トラブルになりがちなのは・・・

コミュニケ-ションによる意見の相違などではなく・・・

コミュニケ-ションが取れていない「隙間」に・・・

 

という意味です(笑)
そして、私はそのお孫さんに最後に質問しました。

「自分では二度と喧嘩はしないと決めていたのだから、今日ここに、このような理由で来る必要もなかったように思うけど、それ(二度と喧嘩しない)はご祖父さんには話してなかったの?」と。

 

すると、お孫さんは「ただただ校長は立派で、何でも校長の言う通りと思っている祖父に自分の気持ちを話しても信じて貰えないだろうし、自分で何とかすればいいだけの事だから話していないよ」と答えてくれました。

そして、この時は、ご祖母さんも同行していたのですが、お孫さんは、ご祖母さんは好きだが、ご祖父さんはあまり好きではないとも私に話してくれました、、、

 

このような経過を辿り、お孫さんは買い物に出掛けたので、私はその直後に再びご祖父さんとお話しました。
それは、