第258回:『 最近注目?の「レジリエンス」について ~ユーティライゼーション&オリエンテーションも含め~ 』
【 参照キーワード:レジリエンス、オリエンテーション、ユーティライゼーション、ストレス、ミルトン・エリクソン 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。
ところで、今回は「最近注目?の「レジリエンス」について ~ユーティライゼーション&オリエンテーションも含め~」というテーマですが、皆さんの中でも、この「レジリエンス」という言葉を最近よく耳や目にするようになった?と感じている方もいらっしゃるかもしれませんね(笑)
書店などでもレジリエンスと銘打った書籍は数多く見受けられるようになってきましたし、国立がん研究センターにおいては「レジリエンス外来」も開設されております。
そこで、まず、このレジリエンスという言葉をご存じの方もいらっしゃれば、初めて聞いたという方もいらっしゃるかと思いますので、簡単なご説明から進めて参ります!
この「レジリエンス(resilience)」という言葉は、元々は「ストレス」と共に、物理学などで「現象」を説明する為に活用されてきた言葉です。
そして、物理学などにおける「現象」の説明として、
レジリエンスとは・・・
跳ね返す力(弾力性)・・・
と意味していたものが、心理学などにおいても「心の現象」に当てはめられ、現在に活用されるように至っています。
そして、心理学などでは、「回復(快復)力」「復元力」「逆境力」「折れない心」「立ちなおる力」などと様々に表現されており、
レジリエンスにおいては・・・
絶対的に決められた(決まった)定義はない・・・
というのが現状でもあり、私個人としてもそのように理解し捉えておりますので、皆さんも、何がレジリエンスなの?という定義などに捕らわれる必要性は全くなく、ここから先は、皆さん自身の中に湧き出て来るイメージや、レジリエンスという言葉が醸し出す響きや雰囲気などを、それぞれ皆さんの自由に任せて味わうように読み進めてみて下さい!
ところで、このTOPICSにおいても、幾度も取り上げております、魔術師と称され、20世紀最大の催眠療法家と言われているミルトン・エリクソンですが、彼の物事の捉え方やセラピーでの手法などは、現代のヒプノセラピー(催眠療法)においても、その多くの部分が取り入れられ活用されております。
そして、エリクソン自身はレジリエンスという言葉を活用(多用)していた訳ではありませんが、彼のセラピーやセッションの中核を成しているのはレジリエンスと全く同じです。
そして、彼が活用していた言葉は、これも、このTOPICSにおいて繰り返しお伝えしております、
ユーティライゼーション
です。
このユーティライゼーションとは、
(クライアントなど)その人なりに、活用出来そうなものは、何でも活用する
という点に「主眼」が置かれているものです。
ちなみに、このユーティライゼーションにおける「何でも活用する」というのは、「目的のためには手段を選ばず」とは、全く意味も性質も違いますので、くれぐれも、誤解の無きよう、その点を正しくご理解頂ければ幸いです(笑)
そして、例えば、この「主眼」の捉え方においては、