【 小惑星派の主張 】
一方の、小惑星派の主張を眺めます!
小惑星は、岩石や炭素などで構成されています。
そして、オウムアムアが小惑星ではなく、仮に彗星とするならば、太陽に近づくと同時に、ガスやチリを噴出し「尾」を出す(観測される)はずだと反論しました。

しかし、「尾」は然り、ガスやチリの噴出の観測もされていない事から、小惑星の可能性が高いと主張しました。
更に、小惑星だとすれば、連星から放出された可能性があると主張しました。
ちなみに、連星とは、2つ以上の恒星がお互いの重力で結び付きながら回転し、「双子の星」と呼ばれます。
そして、恒星の半数は連星と言われていて、連星はとてもありふれた現象です。
ただ、連星のお互いの重力関係はとても複雑であるが故に、近づいた小惑星の軌道を変え、外へ弾き出す可能性が高いと主張しました。
ここまでは、大丈夫ですか???(笑)
ポイントは、
彗星であれば、ガスやチリなどの噴出による「尾」が観測されるが・・・
それが観測されていないが故に、小惑星の可能性が高い・・・
です!
そして、これが後に、
「私達という存在」と呼べる「生命」の誕生に関する・・・
重大な可能性を膨(はら)んで・・・
いきます(笑)

【 結論を導いたのは意外にも!? 】
議論の末、最終的には、オウムアムアは彗星である!!!との結論が導き出されました!
ただ、この結論を導いたのは、
実は、小惑星派だった
との流れになります、、、
時を遡り、小惑星派は結論に至る前の検証で、
オウムアムアの「故郷」を探り出す事から・・・
「正体」に迫(せま)る!!!
という取り組みをしました!

【 失敗を重ねて 】
小惑星派は、オウムアムアの軌道を「過去」に遡(さかのぼ)りました。
すると、辿り着いたのは、太陽系から25光年離れた所にある、しかも、太陽の2倍の大きさがある琴座のベガに行き着きました。
しかし、オウムアムアが今の速度でベガまで引き返したとしても、約30万年掛かる計算結果が出ました。
更に、宇宙は膨張を続けていて、その姿を絶えず変えている事からも、約30万年前には、ベガは現在とは違う場所に存在していた事も判明しました。
つまり、この試みは失敗に終わりました、、、
【 原点に立ち返る 】
そこで、これ迄の観測で予測されたオウムアムアの軌道と、ハッブル宇宙望遠鏡を使って、新たに観測された軌道を照らし合わせました。
すると、軌道に「違い(差異)」が生じている事が判明しました。
つまり、この比較によって、オウムアムアは「加速」していた事が判明しました!
そして、原点に立ち返り、「加速」という現象から唯一残された可能性が、
彗星が、ガス(やチリ)を放出して(加速して)いる!!!
という結論に導かれました!

そこで、最初に予測された軌道に、ガス(やチリ)の噴出の影響を組み入れて、再度計算しました。
すると、最初の予測の軌道と、ハッブル宇宙望遠鏡で観測された軌道が「一致」しました!!!
これが、小惑星派が、オウムアムアは彗星である!!!との結論を導いた経緯です(笑)