匿名という二次被害を防ぐには ~憶測が憶測を呼び誹謗中傷という鬱憤晴らしに繋がる~ 

第225回:『 匿名という二次被害を防ぐには ~憶測が憶測を呼び誹謗中傷という鬱憤晴らしに繋がる~ 』
【 参照キーワード:匿名、二次被害、SNS、誹謗中傷 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。

先月、青森県つがる市の国道で4名の方がお亡くなりになるという、痛ましい交通事故が発生しましたが、ご存じの方も多いかと思われます。
大量の飲酒をした上、スピードもかなり超過していたとの事で、弁解の余地のない事故(と言うか、事件)でもあります。
そして、無くならない飲酒運転という観点からもそうですが、この事故は全国版のニュースなどでも取り上げられる程、大きなものにもなっております・・・
そこで、今回は「匿名という二次被害を防ぐには ~憶測が憶測を呼び誹謗中傷という鬱憤晴らしに繋がる~」というテーマをお届け致します。

 

ところで、私も交通事故の被害者の方、そして、加害者の方カウンセリングなどのご依頼を受ける事も時折ございます。
そのようなカウンセリングの内容において、今までのケースにおいては、当該交通事故の状況などをお聞きすると、幾分かの過失(不注意など)が関係している場合もありますが、故意(わざと)や悪意などが絡んでいたケ-スはありません。

 

しかし、このような故意や悪意などが絡んでいない交通事故のカウンセリングなどにおいて、被害者、そして、加害者、共に共通してくる問題が一点存在している事がよくあります。
それは、

 

被害者であろうと・・・

加害者であろうと・・・

どちらも・・・

(近隣などの)周囲の方が憶測で様々な状況などを・・・

事実であるかの如く伝え触れている・・・

 

という問題です。
そして、この憶測からの様々な話が広まってしまう事で、

 

被害者の方も・・・

加害者の方も・・・

どちらもそのような(事実とは違う)噂に関して大きな悩み(ストレスなども含め)を抱えてしまう・・・

 

というケースです。
一見すると、加害者である場合には、色々なあらぬ噂などが広められてしまうというケースは起こりがちにもなりますが、しかし、実際に私がお話をお聞きしていると、被害者の方も同じような事実とは違う点を広められて困惑しているというケースもあります。
そして、まずは、このようなケースに関しての「二次被害」が存在するというのはご理解頂けるかと思います。

 

また、人の世の常とも言われますが、このような、あらぬ噂話を好む人もいらっしゃいます。
そして、このようなケースにおいては、

 

人の噂も七十五日と言われるように・・・

放っておく・・・

 

というのが適切な場合が多いです。
ただ、あらぬ噂が行き過ぎたりしている場合には、理性を活用しながらの名誉毀損などの法的手段を検討するのも、悪い事ではありません
そして、そのような中において、何故、今回のテーマを設定したかと言いますと、先ほどの、つがる市の交通事故においては、

 

ネットなどの地域掲示板において・・・

お亡くなりになられた方々への誹謗中傷が湧き起こり・・・

その事により、ご遺族の方が二重三重の苦しみを受けていた・・・

 

というのが、全国版のニュースにおいて、「ほんの僅か」だけ報道されておりました。
このような、被害者の方々が誹謗中傷を受けるに至った経緯としては、地方版のニュースにおいて、事故原因が判明していない状況で、(お亡くなりになられた方が)飲酒運転をしていたのでは?との報道がなされた事が原因の一端である模様ですが、メディアの伝え方などは別に再考する余地も存分にありますが、今回のテーマはそこではありません。

それは、皆さんもご存じの通り、ネットなどでの誹謗中傷が行われる場面では、