自動書記の仕組みと憑依&ヒーリングとの関連性も ~無意識かつ自然な動きに着目する~ 

第177回:『 自動書記の仕組みと憑依&ヒーリングとの関連性も ~無意識かつ自然な動きに着目する~ 』
【 参照キーワード:自動書記、憑依、ヒーリング、イデオモーター・シグナル、ヒプノセラピー 】

S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング)の瀬川です。

今回は「自動書記の仕組みと憑依&ヒーリングとの関連性も ~無意識かつ自然な動きに着目する~」というテーマをお届け致しますが、実は、今回のテーマにつきましては以前からのお約束事を果たす為に設定しました(笑)
それは、2014年10月のTOPICS「小説「鹿の王」」において、自動書記と憑依については別の機会にお伝えします、とお約束をしておきながら3年も経過してしまいました(苦笑)
大変申し訳ございません!!!

 

そして、私の中でも、そろそろ時期的にも現状や簡単な仕組みなどをお伝えしても良い頃合いと感じておりましたのと、罪滅ぼし?と言っては何ですが、お約束の内容にプラス「ヒーリングとの関連性」も含めてお伝え致しますので、それでご容赦頂ければ幸いです(笑)
また、ここ最近のTOPICSにおいては憑依現象も取り上げておりましたので、「鉄は熱いうちに打て」との思いから進めて参ります!
そして、今回のテーマの「水脈」には、

 

「動き」

 

という点も脈々と流れておりますので、その点も意識してお読み頂ければ幸いです!

そこでまず、「自動書記」とは何ぞや?という点を簡単にご説明致します。
自動書記とは、ヒプノセラピー(催眠療法)や各種心理療法においても採用されており、科学的・医学的な検証も踏まえた上で行われているセラピーの一種です。

 

ヒプノセラピーの自動書記では、クライアントをそれなりの深い催眠に入れた後に、潜在意識に対して、あなたの思っている所を全て表現しても良いですよ、との暗示の元にペンを持たせて、手が勝手に動くがままに、自由に表現させるという内容です。
イメージとしては、長電話などをしている時に意味も無く何かを書いているような感覚に近いです(笑)
思いの丈を全て表現するという意味では、特段の催眠下でなくとも勿論可能ですし、催眠下においては顕在意識の障壁が取り払われる事により、通常の意識状態よりも言葉や思いがスラスラ出て来る傾向は確かにあります。

 

しかし、催眠下と言えども、ちゃんと意識は保たれておりますし、秘密などは決して自らの意思に反して話す事もない、という観点からも、「言葉」で表現するにはある程度の限界が生じる場合もあります。
これには、各人固有の「語彙の量や表現方法の違い」も関わってきます。
そこで、比較的自由になりやすい「手」を活用して、自分の中の思いを表現して貰うという手法です。
ちなみに、ヒプノセラピーにおいては、この自動書記と似た仕組みで「指」を活用した「イデオモーター・シグナル」という手法もあります。
これは、自分で本当の自分を知る為の「嘘発見器」のようなセラピーです(笑)

 

そして、表現方法には個性が現れますので、文字として伝える方もいれば、言葉では表現しづらい思いなどを「絵」や「形」として表現する方もいらっしゃいます。
そのような意味では、よく小さなお子さんの心の内を知る際の「箱庭療法」と似通っている点もあります。

そして、ヒプノセラピーを行う際は、セラピストはクライアントが適切に催眠に入っているか?を確認していくために、瞼(まぶた)の震えやカタレプシー(硬直)、あるいは、呼吸などを観察しております。
そして、ほとんどのクライアントの方が無自覚ながら、

 

指や手、あるいは、足などが自然と動き出す

 

という傾向が見受けられます。
この動作のほとんどは些細な動きですが、時折ケースによっては比較的大きく動く場合もあります。
そして、これらの動きにクラインアントの方の多くは、

 

意識せずに行っている

 

という点が共通しています。
そして、私などはセッションが終わった後にクライアントの方に対し、こういう動きをしていましたが、どこか窮屈だったり、痒みや痛みなどで動かしましたか?と訊ねると、

 

そのような動きは全く覚えていない

 

と、これは100%の方がお答えになります。
ちなみに、ヒプノセラピーを受ける時は、全員がこのような動きをする訳ではありませんし、自分でもコントロール出来ないような大げさな動きに結び付く事はありませんので、どうぞご安心下さい(笑)
また、この動きは、よく眠りかけの時に「ビクッ!」と体が動いて目が覚めるという仕組みとは、「ある理由」から私は違うものと判断しておりますが、その判断基準については・・・また別の機会にという事に致します(笑)

そして、この「無自覚・無意識の体の動き」と言うのは、実は、