第556回:『 価値観の対立の解決法&意識の軸や芯の創造法 ~ヘーゲルの精神現象学から~ 』
【 その他参照ワード:アウフヘーベン、カント、アンチノミー、ハイデガー、哲学 】
S.Light.M(カウンセリング・ヒプノセラピー・レイキヒーリング・各種セミナー&認定講座)の瀬川です!
TOPICSでは、
コミュニケーションで「トラブル」になりがちなのは・・・
「意見や見解の相違」である事は少なく・・・
お互いに、敢えて避けている「隙間(話題)」に生じやすい・・・
と伝えています。
そして、意見や見解の相違を突き詰めると、
「価値観」の対立
に帰結する事も多いです。
そして、対立になると、
解決法は、どちらかが「譲る」
というケースが思い浮かぶでしょう。
勿論、これも有効な一方法です(笑)
しかし、対立を解決し、自らの価値観を譲る事もなく、
更なる自らの「軸や芯」の創造に繋げる!!!
という事も可能です!
しかし、このような事は、
とてつもなく「難しく」感じる・・・
というのも本音でしょう、、、
それならば、難しく感じる事柄に、
自らの経験に「則して(類推して)」考え・・・
ほんの些細な事でも、何かを感じ取り「気づけば」良い!!!
という事です!
では、番組『 100分de名著 』(Eテレ)の「 ヘーゲル “ 精神現象学 ” 」(全4回)の回から、幾つかのポイントを眺めつつ、そこに様々な視点を当てはめます!
【 ヘーゲルと世界三大難解哲学書 】
ヘーゲル(1770~1831年)は、19世紀のドイツを代表する哲学者です!
そして、当時のヨーロッパは「分断と対立」が極まった社会状況でした。
例えば、イギリスでは産業革命がキッカケになり、資本家と労働者の「経済格差」が進みました。
また、フランスでは(フランス)革命が起こり市民が勝利し、後にナポレオンが登場したものの、ドイツに「侵攻」しました。
このような、ヨーロッパの事情や背景が元になり、
価値観の「対立や置き換わり」
が起こり始めました、、、
そして、「世界三大難解哲学書」と呼ばれる書物があります。
それが、カントの『 純粋理性批判 』、ハイデガーの『 存在と時間 』、そして、
ヘーゲルの『 精神現象学 』
です!!!
【 個人の自由と社会の調和の実現法 】
若き日のヘーゲルが憧れていたのが、古代ギリシャの社会でした。
なぜなら、古代ギリシャでは身分や性別などで役割が固定化され、「既存の価値観」の中で従うべきルールが決まっていたからです。
つまり、
皆が「悩む」事もなく・・・
納得して、それぞれの「役割」を全うしていた・・・
と考えられていました。
このように、ヘーゲルは古代ギリシャの社会を、美しく「調和」の取れた平和な社会と捉えていました。
しかし、一方では役割が固定化されると、奴隷の身分は「一生」奴隷のままです。
そこで、ヘーゲルは、
社会の調和と引き換えに「獲得した」個人の自由と・・・
個人の自由と引き換えに「失った」社会の調和と・・・
この「両方を実現」する為には・・・
他者と、どのように「関わって」いくべきなのか???
という点が、ポイントになると考えました、、、
ところで、
自由には「責任」が伴う
というのも事実であり真実です。
しかし、現在の世の中や社会では、
間違った「自己責任(論)」が幅を利かせ・・・
なんでもかんでも「十把一絡げ」に括りたがる・・・
という傾向に拍車が掛かっています。
つまり、この根底にあるのが、
「権利」を主張し・・・
「義務」を果たさず・・・
です。
これが「誹謗中傷」の正体です!
【 絶望のみちすじが希望となる 】
ヘーゲルの思考の柱が《 矛盾・対立・否定 》です!
つまり、
自分と「正反対」の視点や考えに出逢う事で・・・
自分の視点や考えに「矛盾」を抱き、自分を疑うようになり・・・
自分を疑う過程で、自分の視点や考えに「否定的」になる・・・
という「流れ」です。
そして、ヘーゲルはこの流れを、
絶望のみちすじ
と呼びました!
しかし、それと同時にヘーゲルは、
この経験から「新たな知」を獲得出来る!
と説きます。
そして、これを、
意識の経験の学
と呼びました!
ところで、この箇所はかなり難解ですよね!?(笑)
例えば、歴史の史実を眺めると、
天動説と地動説の対立
も起こりました。
「当初は」天動説が主流で、地動説を唱えると迫害されました。
しかし、「今では」地動説が証明され、疑う人もいないでしょう(笑)
そして、TOPICSでは、
「諦める」の語源は・・・
明らかに「極める(見究める)」・・・
と伝えています。
そして、
新たな知という視野を広める事も「地続き」
になります。
つまり、地続きとは、ここ迄に出て来た、
流れ・みちすじ・経験
と言い変える事が可能です。
そこで、あなたに問い掛けます、、、
あなたの意識(人生)が「途切れた」経験はありますか???
どうですか???(笑)
あなたなりの地続きの意味を、「考えて」みて下さい!