自動書記の仕組みと憑依&ヒーリングとの関連性も ~無意識かつ自然な動きに着目する~ 

まず、憑依と言うと、

 

自らの意思に反して、体が操られてしまう・・・

 

という怖いイメージを持たれる方々がほとんどであろうと思われます。
ちなみに、自らの意思が完全に脇に追いやられ、何かの意のままに体を操られてしまう憑依というのは、そうそう起こるものではありません
そして、自動書記においては、

 

クライアント自身の潜在意識に働きかける事により、潜在意識に埋もれていた「思い」が表現される

という現象ですが、憑依による自動書記というのは、

クライアント自身とは関係のない存在自身の「思い」の表現

 

と言う事が出来ます。
ところで、このような憑依という現象ですが、恐山のイタコさんや霊媒師などの存在は耳にした事があろうかと思われます。
霊媒師などでは、半分ほどある存在に意識を預けながらも、霊媒師自身の意識を保ちながらメッセージを伝えるケースや、イタコさんのように自らの意思のほとんどを自らで脇に追いやり、ある存在に体を預けて、ある存在の自由に体を使わせて「思い」を伝えさせるケースなどがあります。

 

そして、このようなイタコさんなどのケースにおいては、イタコさん自身が相当な修練や訓練を経て行っておりますので、危険性というのはありません。
また、このような修練や監視の元に成り立つ場合には、ある存在も、憑依をした体における「口という発声器官」をある程度自由に使う事が可能になると言われています。

 

しかし、このようなケースとは違う、かなりの執着や未練などを抱えたある存在が、憑依をして「口という発声器官」を使って何かを行うには、相当の困難が伴うとも言われています。
なぜなら、そのある存在は自らの体における「口という発声器官」を長く使用していないケースが多いからです。
つまり、憑依をしたとしても、

 

言葉を発する方法を忘れてしまっている

 

という理由からと考えられています。
しかし、手や足などの部分的な体の動きについては、

 

比較的容易に操りやすい

 

と言われており、この点があるが故に、

 

自動書記においては、クライアントの潜在意識からのメッセージなのか・・・
あるいは、
他の存在からの「思い」の発露なのか・・・

 

違いを見分ける事が難しいというケースが起こる可能性も考慮に入れる必要性が出てきます。
勿論、冷静に自動書記において書かれた内容を紐解く事で、クライアント自身のものか、あるいは、他の存在のものかを判別することは可能です。
ただ、仮に憑依などのケースかな?と感じられた場合には、

 

クライアントの方は「恐怖」を覚えてしまう・・・

 

という事に繋がり、自分を変えていきたい!との「思い」を途中で諦めてしまう結果にも繋がりかねません。
故に、S.Light.Mにおいて行っているヒプノセラピスト認定講座においても、自動書記の仕組みとやり方はお伝えしておりますが、むやみに活用しない方が良いですよ、と同時にお伝えしております。
また、そのような意味からも、私自身もクライアントの方に自動書記を提案する事は、ほぼありませんし、行う事もほぼありません。

つまり、自動書記と憑依との関連性につきましては、